株式会社ワコールホールディングスの第76期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、株式会社ワコールホールディングスの2024年3月期第3四半期決算について発表されましたので、その概要をご紹介します。
ワコールグループは主に婦人・メンズのインナーウェアを中心とした衣料品事業を手掛けており、国内外で幅広い事業展開を行っています。

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企業情報

企業名: 株式会社ワコールホールディングス
証券コード: 35910
決算期: 3月期

株式会社ワコールホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ワコールホールディングスは3月期の決算を行っています。通常、5月頃に年間決算を、11月頃に第2四半期決算を、2月頃に第3四半期決算を発表しています。

主な事業

株式会社ワコールホールディングスは、インナーウェア(ファンデーション、ランジェリー、ナイトウェア)、アウターウェアスポーツウェアなどの衣料品事業を中心に展開しています。
国内外の小売店やECサイトを通じて製品の販売を行っており、成長市場である中国をはじめとするアジア地域での事業拡大にも注力しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上収益は1,414億円となり、前年同期比で1.7%の減収となりました。一方で、事業利益は49億56百万円と前年同期並みの水準を確保することができました。
営業面では、海外事業における減収など厳しい環境が続いているものの、固定費の抑制などによりケースによっては前年並みの利益率を維持することができています。

売上・利益の推移

直近3年間の実績を見ると、売上収益は2022年3月期の2,101億円から2023年3月期には2,102億円と若干増加しましたが、2024年3月期第3四半期では1,414億円と減収となっています。
一方で、営業利益は2022年3月期の△8億円から2023年3月期には4億円と改善傾向にあるものの、2024年3月期第3四半期では△19億円と赤字となっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期連結会計期間末の総資産2,812億円となり、前連結会計年度末に比べ43億円減少しています。
この減少の主な要因は、その他の金融資産の減少やのれんの減損損失計上によるものです。

資産の部

資産の部では、現金及び現金同等物301億円と前連結会計年度末から33億円増加しています。一方で、のれん111億円と前連結会計年度末から51億円減少しています。

負債の部

負債の部では、借入金89億円と前連結会計年度末から14億円減少しています。また、営業債務及びその他の債務139億円と前連結会計年度末から36億円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、親会社の所有者に帰属する持分2,065億円となり、前連結会計年度末から36億円減少しています。この主な要因は、利益剰余金の減少によるものです。

ROAとROE

直近の実績を見ると、ROA(総資産経常利益率)は2022年3月期の0.2%から2023年3月期には0.3%と改善傾向にありますが、2024年3月期第3四半期ではマイナス0.5%と低下しています。
また、ROE(自己資本利益率)も2022年3月期の△0.4%から2023年3月期には0.4%と改善しましたが、2024年3月期第3四半期ではマイナス1.9%と低下しています。
この背景には、収益力の低下や自己資本の減少などが影響していると考えられます。

キャッシュフロー

当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フロー75億円の収入、投資活動によるキャッシュ・フロー110億円の収入、財務活動によるキャッシュ・フロー164億円の支出となっています。
この結果、現金及び現金同等物の期末残高は301億円となり、前連結会計年度末から33億円の増加となりました。

配当の支払額

当社は2023年5月と11月に中間配当と期末配当を実施しています。
2023年3月期の年間配当金は1株当たり80円となり、2024年3月期の中間配当金は1株当たり50円を支払う予定です。

今後の展望

ワコールグループは、3カ年の中期経営計画に基づき、収益力の改善成長戦略の実現に向けて取り組んでいます。
具体的には、国内事業においてコスト構造改革やサプライチェーンの最適化を進める一方で、海外事業ではECの成長や販売エリアの拡大などに注力していきます。
また、ROICマネジメントの導入やアセットライト化の推進など、財務面での改善も図っていく方針です。

編集部のまとめ

ワコールグループは、依然として厳しい経営環境に直面していますが、中期経営計画に基づいた取り組みを着実に実行し、収益力の改善と成長の実現を目指しています。
特に、生産性向上やコスト削減を通じた収益構造の改善と、成長市場での事業拡大が、同社の重要な経営課題となっていると考えられます。
引き続き、同社の動向に注目していく必要があるでしょう。

株式会社ワコールホールディングスの決算日や配当についてまとめました。

ワコールグループは3月期決算を行っており、通常5月に年間決算、11月に第2四半期決算、2月に第3四半期決算を発表しています。
直近の2024年3月期第3四半期の決算では、売上収益は前年同期比1.7%減の1,414億円、事業利益は前年同期並みの49億56百万円となりました。
また、2023年3月期の年間配当金は1株当たり80円、2024年3月期の中間配当金は1株当たり50円を予定しています。

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