TIS株式会社(証券コード:6260)は、最新の四半期決算書を公開しました。ITサービスを中心に、業績は好調に推移しています。売上高は前年同期比9.3%増の404,744百万円、営業利益は7.1%増の47,579百万円と、着実な成長が見られます。
企業情報
企業名: TIS株式会社
証券コード: 36260
決算期: 3月
TIS株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
TIS株式会社の決算は3月期です。四半期決算は第1四半期(4-6月)、第2四半期(7-9月)、第3四半期(10-12月)、本決算(4月1日~3月31日)の年4回行っています。
主な事業
TIS株式会社は、ITサービス事業を中心に展開しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)支援、決済サービス、情報システムの運用・保守など、幅広い事業を手がけています。特に金融・ソフトウェア開発・決済サービスの分野で強みを持っています。
今期の業績と利益率は?
TIS株式会社の当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高404,744百万円、営業利益47,579百万円となりました。売上総利益率は27.5%、営業利益率は11.8%と高水準を維持しています。デジタル化需要の高まりなどを背景に、収益性も良好に推移しています。
売上・利益の推移
TIS株式会社の売上高は、前年同期比9.3%増の404,744百万円と堅調な伸びを見せています。営業利益も前年同期比7.1%増の47,579百万円と、順調に増加しています。業績は直近3年間で改善を続けており、成長軌道にある企業と言えます。
四半期連結貸借対照表について
TIS株式会社の四半期連結貸借対照表は、資産合計493,300百万円、負債合計164,910百万円、純資産合計328,389百万円となりました。前期末から資産が大きく増加しているのは、日本ICS株式会社の子会社化などによるものです。
資産の部
流動資産は259,579百万円、固定資産は233,721百万円となっています。資産全体で見ると、前期末比で30,980百万円増加しています。
負債の部
流動負債は108,232百万円、固定負債は56,678百万円となっています。負債合計は前期末比11,816百万円増加しています。
純資産の部
純資産合計は328,389百万円と、前期末比19,163百万円増加しました。利益剰余金の積み上がりと自己株式の増加によるものです。
ROAとROE
TIS株式会社のROA(総資産経常利益率)は10.1%、ROE(自己資本利益率)は10.2%となっています。高い収益力を背景に、資産効率と株主資本効率も良好な水準を維持しています。
キャッシュフロー
TIS株式会社のキャッシュフローは、営業活動によって23,704百万円の収入を確保しています。一方で、投資活動では31,847百万円の支出がありました。その結果、現金及び預金は前期末比5,641百万円減少しています。
配当の支払額
TIS株式会社は、第2四半期末と期末に年2回の配当を実施しています。当期は第2四半期末に1株当たり35円、第3四半期末に17円の配当を行っています。株主還元にも力を入れている企業と言えるでしょう。
今後の展望
TIS株式会社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の支援をさらに強化していく方針です。金融・製造・流通など、様々な業界のIT投資需要を取り込むことで、今後の業績拡大を目指しています。また、海外展開の強化や、M&Aを通じたサービスラインナップの拡充にも注力していく考えです。
編集部のまとめ
TIS株式会社は、ITサービスを中心に堅調な業績を残しています。売上高、営業利益ともに前年同期を上回る好決算となりました。DX需要の取り込みや、M&Aによるサービス強化など、今後の成長に期待が高まります。株主還元にも力を入れており、投資家にとって魅力的な企業であると言えるでしょう。
TIS株式会社の決算日や配当についてまとめました。
TIS株式会社の決算期は3月期で、年4回の四半期決算を行っています。配当は年2回の中間配当(第2四半期末)と期末配当を実施しており、当期は1株当たり35円と17円を支払っています。株主還元にも積極的な企業といえます。