株式会社三菱総合研究所の2023年12月期第1四半期決算が公開されました。当社はシンクタンクやIT事業を手掛ける老舗企業で、デジタルトランスフォーメーション(DX)分野でも注目を集めています。今回の決算では、売上高は前年同期比0.8%増の27668百万円と順調に推移しており、業績は安定しています。
企業情報
企業名: 株式会社三菱総合研究所
証券コード: 36360
決算期: 2023年9月30日
株式会社三菱総合研究所の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社三菱総合研究所の決算日は9月30日です。決算発表は、第1四半期が2月上旬、第2四半期が5月上旬、第3四半期が8月上旬、本決算は11月中旬に行われます。
主な事業
株式会社三菱総合研究所は、シンクタンク事業とIT事業の2つを主力事業として展開しています。シンクタンク事業では、政府や自治体、民間企業向けにコンサルティングサービスを提供しています。IT事業では、自社開発のソフトウェアやクラウドサービスの提供、システムインテグレーションなどのサービスを展開しています。さらに、ビッグデータ分析やAI、IoT、DXなど、先端技術の企業支援にも力を入れています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が27668百万円、営業利益が2037百万円、経常利益が2437百万円と、いずれも前年同期を上回る堅調な結果となりました。利益率も高水準を維持しており、経常利益率は8.8%となっています。
売上・利益の推移
過去数年の業績を見ると、売上高は122,126百万円(前期)と堅調に推移しています。一方、利益面では、経常利益が10,002百万円(前期)と高い水準を維持しており、収益性の高い事業構造が特徴となっています。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は115,144百万円となっています。主な資産は、現金及び預金、受取手形・売掛金などの流動資産が67,741百万円、投資有価証券などの固定資産が47,403百万円となっています。一方、負債は40,637百万円、純資産は74,507百万円となっており、自己資本比率は57.3%と財務基盤も健全です。
ROAとROE
株式会社三菱総合研究所の収益性を表す指標として、ROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)があります。前期実績では、ROAは8.5%、ROEは9.0%と、いずれも高水準を維持しています。これは、同社の強固な収益基盤と資本効率の高さが特徴といえます。
キャッシュフロー
キャッシュフローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが黒字となっており、堅調な事業活動が続いていることがわかります。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスになっているため、設備投資などに積極的に取り組んでいることがうかがえます。全体としては、良好な資金繰りが維持されていると言えるでしょう。
配当の支払額
株式会社三菱総合研究所は、株主への安定的な配当を行うことを重視しています。前期の年間配当金は1株あたり310円、配当性向は49.4%でした。今期の第1四半期では1株当たり75円の配当を実施しています。
今後の展望
株式会社三菱総合研究所は、中期経営計画「中計2026」の初年度を迎えています。同社はDXやグリーントランスフォーメーション(GX)、医療・ヘルスケアなどの事業領域に注力しており、これらの分野でのさらなる拡大が期待されます。また、自社の強みを活かした事業ポートフォリオの転換を進めることで、収益性と持続的な成長の両立を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社三菱総合研究所の2023年12月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに堅調な結果となりました。強固な収益基盤と財務体質を背景に、同社はDXやGXなどの成長分野での事業拡大を進めています。今後の展開にも注目が集まるでしょう。
株式会社三菱総合研究所の決算日や配当についてまとめました。
株式会社三菱総合研究所の決算日は9月30日で、第1四半期決算は2月上旬に発表されます。直近の2023年12月期第1四半期は、売上高が前年同期比0.8%増、経常利益は2,437百万円と好調な結果となりました。また、同社は株主への安定配当を重視しており、前期の年間配当は1株当たり310円でした。今後も同社の成長に期待が高まるでしょう。