株式会社ボルテージの第25期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ボルテージの決算報告書を分析しました。同社は「日本語女性向け」「英語・アジア女性向け」「男性向け」「電子コミック・コンシューマ」の4つの事業セグメントを展開する、モバイルコンテンツのリーディングカンパニーです。
今回の決算では、売上高が前年同期比で18.8%減の2,665,097千円となりました。一方で経費の削減に努め、営業損失は49,426千円から120,270千円に悪化したものの、着実な収支改善に取り組んでいます。
今後は、人気コンテンツの開発や新規事業の展開など、収益力の強化に注力していく方針です。注目すべきは、自社コンテンツの販売に加え、電子コミック配信事業の拡大にも期待がかかっています。

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企業情報

企業名: 株式会社ボルテージ
証券コード: 36390
決算期: 2024年6月期

株式会社ボルテージの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ボルテージの決算日は6月30日です。四半期決算を行い、第3四半期報告書を2024年5月14日に公表しました。

主な事業

株式会社ボルテージは、日本語版と英語版の女性向けアプリや男性向けアプリの企画・開発・運営を行っています。女性向けアプリは、恋愛ドラマ恋愛ゲームを中心とした「読み物型」「アバター型」「カード型」の3つのカテゴリーがあります。また、電子コミック配信事業でもNintendo SwitchやSteam向けのタイトルを展開しています。

今期の業績と利益率は?

今期の決算では、売上高が2,665,097千円と前年同期比18.8%減少しています。一方で、営業損失は120,270千円と赤字が拡大しました。経費削減に取り組んだものの、売上の減少を補えませんでした。今後は、新作タイトルの投入や海外展開の強化などで収益性の改善を目指します。

売上・利益の推移

過去3年間の売上高は、4,257,612千円3,280,488千円2,665,097千円と減少傾向にあります。利益面では、経常損失が63,598千円46,106千円76,523千円と悪化しています。売上の減少が続き、収益性の改善が課題となっています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の総資産は、2,871,896千円と前期末比82,434千円減少しました。主な要因は、現金及び預金の減少147,423千円、売掛金の減少90,448千円などです。一方、負債合計は744,772千円と47,059千円減少し、自己資本比率は73.9%となっています。財務体質は堅調に推移しています。

資産の部

流動資産は1,958,201千円となり、前期末比84,163千円減少しました。現金及び預金が147,423千円減少しましたが、預け金が147,769千円増加しています。固定資産は913,695千円と1,728千円増加しています。

負債の部

流動負債は601,584千円と63,088千円減少しました。主な要因は未払費用の減少65,226千円です。固定負債は143,188千円と16,029千円増加し、長期借入金の減少と繰延税金負債の増加がありました。

純資産の部

純資産は2,127,124千円と35,374千円減少しました。親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が78,973千円減少しましたが、その他有価証券評価差額金が43,110千円増加しています。

ROAとROE

株式会社ボルテージのROA(総資産利益率)は前期の-1.3%から当期-2.7%と低下しています。ROE(自己資本利益率)も前期の-1.9%から当期-3.7%と悪化しています。収益力の低下が続いており、収益性の改善が重要な課題となっています。

キャッシュフロー

当第3四半期の営業キャッシュフローは、前年同期の-32,686千円から93,171千円の減少となりました。投資キャッシュフローは固定資産の取得により49,889千円のマイナスです。財務キャッシュフローは借入返済により31,003千円の減少となっています。全体としてキャッシュ・ポジションの悪化が見られます。

配当の支払額

株式会社ボルテージは、過去3期連続で無配を継続しています。収益の悪化により、配当原資の確保が難しい状況が続いています。今後は、収益改善に努め、株主還元の実施が望まれます。

今後の展望

株式会社ボルテージは、既存のコンテンツ強化とともに、新規タイトルの投入や海外展開の強化などで収益性の改善を目指します。特に、電子コミック配信事業の伸長に期待がかかっています。また、経費の抑制にも継続的に取り組み、収支の改善を図る方針です。中長期的な成長に向け、収益基盤の強化が重要な課題となっています。

編集部のまとめ

株式会社ボルテージは、人気の恋愛ドラマやゲームアプリなどを展開する企業ですが、売上や収益の悪化が続いています。今後は、新作タイトルの投入や経費削減、電子コミック配信事業の強化などに取り組み、収益性の改善を目指していく必要があります。配当の再開など、株主還元策の実施も期待されますが、まずは収益基盤の強化が喫緊の課題といえるでしょう。

株式会社ボルテージの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ボルテージの決算日は6月30日で、第3四半期決算を2024年5月14日に公表しました。直近の業績では売上高が2,665,097千円と前年同期比で18.8%減少し、経常損失は76,523千円となりました。過去3年の配当実績は無配が続いています。今後は収益性の向上に向けて取り組むと伝えられており、株主還元の実施が期待されます。

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