株式会社エムアップホールディングスの2023年12月期第3四半期決算が発表されました!売上高は13,527百万円と前年同期比で14.1%増加し、経常利益は2,199百万円と27.2%も増加する好業績を収めています。音楽やライブエンタテインメントの需要が回復し、企業の成長が続いているようです。
企業情報
企業名: 株式会社エムアップホールディングス
証券コード: 36610
決算期: 3月期
株式会社エムアップホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エムアップホールディングスの決算は3月期です。具体的には、3月31日が決算日で、決算発表はその翌月の5月中に行われます。また、第3四半期の決算は12月31日を期末としており、その翌月2月中に決算発表を行っています。
主な事業
株式会社エムアップホールディングスは、アーティストを中心としたエンタテインメント全般を事業領域としています。ファンクラブサイトの運営を軸に、電子チケットやeコマース、キャラクター、音楽などのデジタルコンテンツの配信など、幅広い事業展開を行っています。特にエンタテインメントのデジタル化に対応し、ファンエンゲージメントの強化や新規サービスの開発、ファンダムビジネスへの挑戦など、事業環境の変化にも柔軟に対応しています。
今期の業績と利益率は?
株式会社エムアップホールディングスの2023年12月期第3四半期の業績は好調です。売上高は13,527百万円と前年同期比14.1%増加しており、営業利益は2,174百万円と26.9%、経常利益は2,199百万円と27.2%も増加しています。これらの結果、親会社株主に帰属する四半期純利益も1,168百万円と27.7%増加しています。売上高も利益も大幅に増加しており、高い収益性を維持できていることがわかります。
売上・利益の推移
株式会社エムアップホールディングスの売上高は、前年同期比で14.1%増の13,527百万円を記録しました。一方、経常利益は27.2%増の2,199百万円と大幅な増益となっています。このように、売上高、利益ともに好調な推移を示しており、エンタテインメント市場の回復に伴い、同社の業績も順調に拡大しているようです。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エムアップホールディングスの四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比5.6%増の17,363百万円となっています。流動資産は10.3%増の12,612百万円で、現預金は14.5%減の5,922百万円となっています。一方、固定資産は5.2%減の4,751百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が10.3%増加し12,612百万円となっているのが特徴的です。これは売掛金が85.2%増加したことなどが影響しています。一方、固定資産は5.2%減少し4,751百万円となっており、投資有価証券の減少が主な要因となっています。
負債の部
負債の部では、流動負債が5.5%増加し10,173百万円となっています。未払金が200.4%増加したことなどが影響しています。固定負債は10.3%増加の153百万円となっています。
純資産の部
純資産の部は、7,036百万円と前期末比5.7%増加しています。利益剰余金が30.4%増加したことが主な要因です。自己資本比率は36.4%となっています。
ROAとROE
株式会社エムアップホールディングスのROA(総資産利益率)は前年同期の11.8%から現在12.7%に上昇しています。これは、売上高、経常利益が大幅に増加したことが主な要因です。また、ROE(自己資本利益率)は前年同期の14.2%から16.6%に上昇しており、自己資本の効率性が高まっていることがわかります。企業の収益性と資本効率が向上していることから、株主価値の向上につながっているといえるでしょう。
キャッシュフロー
株式会社エムアップホールディングスの四半期連結キャッシュ・フロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,010百万円の収入となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは投資有価証券の取得などにより293百万円の支出となっています。財務活動によるキャッシュ・フローは主に配当金の支払いにより361百万円の支出となっています。全体としては現金及び現金同等物が1,007百万円減少しています。
配当の支払額
株式会社エムアップホールディングスは、2023年6月1日開催の取締役会において、1株当たり10円の期末配当を決議しました。前年同期と比べると3円増加しており、業績の好調さを反映した配当施策といえるでしょう。株主還元の充実に努めている企業だと評価できます。
今後の展望
株式会社エムアップホールディングスは、エンタテインメント市場の回復に伴い好業績を続けていると考えられます。今後も、ファンエンゲージメントの強化や新サービスの開発、海外展開など、変化する事業環境に合わせて積極的に経営を行っていく方針です。中長期的な成長が期待される企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エムアップホールディングスの2023年12月期第3四半期決算は好調な業績を収めました。コロナ禍の影響から脱し、売上高、利益ともに大幅な増加を果たしています。資産の効率化や株主還元の充実にも取り組んでおり、今後の成長が期待されます。エンタテインメント市場の回復を背景に、同社の好業績が継続することが望まれます。
株式会社エムアップホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エムアップホールディングスの決算日は3月31日で、第3四半期の決算は12月31日です。直近では2023年6月1日に1株当たり10円の期末配当を決議しています。企業業績の好調さを反映した株主還元策といえるでしょう。今後も、同社の安定的な成長と株主還元に期待が高まっています。