株式会社モブキャストホールディングスの2024年第1四半期決算が発表されました。当社グループは「IPビジネス」に経営資源を集中し、ライフスタイルやデジタルのIPを活かして事業の成長を目指しています。足元の業績が大きく改善し、営業利益や経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上することができました。今後も保有資産の有効活用や新規事業への取り組みを加速させ、企業価値の向上に努めていきます。
企業情報
企業名: 株式会社モブキャストホールディングス
証券コード: E26596
決算期: 12月
株式会社モブキャストホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社モブキャストホールディングスの決算日は12月31日です。毎年2月頃に前期の有価証券報告書を、5月頃に第1四半期の四半期報告書を公表しています。
主な事業
株式会社モブキャストホールディングスは、IP投資育成事業、ライフスタイルIP事業、デジタルIP事業の3つのセグメントで事業を展開しています。IPの価値創造と価値拡大に経営資源を集中させ、ライセンスや共同開発、自社IPの育成など、多角的にIPビジネスを展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高919,109千円、営業利益82,797千円、経常利益76,264千円、親会社株主に帰属する四半期純利益116,904千円と大幅な増益となりました。各事業で収益が改善し、前年同期から大きく業績を伸ばすことができました。
売上・利益の推移
過去3期の業績推移をみると、売上高は2021年12月期1,751,204千円、2022年12月期776,973千円、2023年12月期545,460千円と減少傾向にありましたが、当第1四半期では919,109千円と回復してきています。一方で、営業利益は2021年12月期57,121千円、2022年12月期▲26,213千円、2023年12月期▲54,382千円と赤字が続いていましたが、当第1四半期では82,797千円の黒字に転換しました。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第1四半期連結会計期間末の総資産は2,407,749千円と前期末比88,127千円減少しました。主な変動要因は、現金及び預金の増加63,059千円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少55,901千円、前払費用の減少109,881千円などです。
負債の部
負債合計は1,899,786千円と前期末比204,166千円減少しました。主な変動要因は、買掛金の増加29,608千円、未払金の減少20,991千円、契約負債の減少116,599千円、前受金の減少50,000千円などです。
純資産の部
純資産合計は507,962千円と前期末比116,039千円増加しました。これは主に、利益剰余金が116,904千円増加したことによるものです。
ROAとROE
当第1四半期連結会計期間末のROA(総資産利益率)は4.9%、ROE(自己資本利益率)は23.0%となりました。前年同期と比べ大幅に改善しており、投資資金の有効活用と収益性の向上が図られています。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成は行っていませんが、営業投資有価証券の一部譲渡や株式会社X-VERSEのライセンスIP事業の一部譲渡により、当第1四半期連結累計期間にキャッシュの流入があったことが確認できます。これらの収入により財務基盤の安定化が図られています。
配当の支払額
当社では、配当の実施は行っていません。財務基盤の強化と事業の成長に向けて、内部留保の活用に注力しています。
今後の展望
当社は、ライフスタイルIPやデジタルIPの育成、IP投資育成事業の拡大などに注力し、企業価値の向上を目指しています。特に自社IP創出への取り組みを加速させ、収益基盤の強化を図っていきます。今後も中長期的な視点での事業展開を続け、安定的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社モブキャストホールディングスの2024年第1四半期決算は大幅な増益となり、収益性の向上が図られています。IPビジネスの推進や財務基盤の安定化に注力し、今後さらなる成長が期待できそうです。引き続き、事業の選択と集中による経営資源の有効活用や自社IPの育成など、中長期的な視点での事業展開に期待が高まります。
株式会社モブキャストホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社モブキャストホールディングスの決算日は12月31日で、毎年2月頃に有価証券報告書、5月頃に第1四半期の四半期報告書を公表しています。また、同社は現在のところ配当を実施していません。内部留保の活用によって財務基盤の強化と事業の成長に取り組んでいます。