株式会社オルトプラスの2024年3月期第2四半期決算報告が発表されました。ゲームやゲーム支援サービスを展開する同社は、減収ながらも大幅なコストカットにより業績改善に向かっています。今後の新たな事業展開に期待が高まりそうです。
企業情報
企業名: 株式会社オルトプラス
証券コード: E27280
決算期: 2024年9月期
株式会社オルトプラスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オルトプラスの決算日は9月30日で、四半期決算は6月30日、12月31日、3月31日に発表されています。決算発表は四半期ごとに行われ、今回は2024年3月期第2四半期の決算報告となります。
主な事業
株式会社オルトプラスは、スマートフォン向けアプリを中心としたオンラインゲームの企画・開発・運営を行うゲーム事業と、それに付随してゲーム会社向けに人材サービス等を提供するゲーム支援事業を展開しています。特にゲームの開発・運営やネットワーク構築、クリエイティブなどのノウハウを持っています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は1,941,548千円と前年同期比9.3%の減収となりました。一方で、コストの大幅な削減により営業損失は230,261千円、経常損失は201,101千円と損失額は縮小しています。
売上・利益の推移
前連結会計年度までは10期連続の赤字決算でしたが、当第2四半期連結累計期間では減収ながらも大幅なコストカットにより業績改善が見られます。特に販売費及び一般管理費の圧縮に注力しており、今後の収益性の向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,847,794千円で、前連結会計年度末と比べ49,805千円減少しました。一方、負債は918,464千円と前連結会計年度末より25,068千円減少しています。純資産は929,329千円となり、自己資本比率は50.0%となっています。
資産の部
流動資産は1,610,819千円で、前連結会計年度末より47,253千円減少しました。固定資産は236,975千円で、前連結会計年度末より2,552千円減少しています。
負債の部
流動負債は916,670千円と前連結会計年度末より24,559千円減少し、固定負債は1,793千円と前連結会計年度末より509千円減少しています。
純資産の部
純資産は929,329千円となり、前連結会計年度末より24,737千円減少しました。これは主に新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金が増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したためです。
ROAとROE
当第2四半期連結会計期間末のROAは-10.9%、ROEは-21.7%となっています。前年同期と比較して改善傾向にありますが、なお赤字体質が続いている状況です。今後の収益改善と自己資本の充実が課題となっています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間の営業キャッシュフローはマイナス152,702千円となりました。一方で財務キャッシュフローはプラス177,254千円と新株予約権の行使による資金調達があったことから、現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末から24,170千円増加し871,524千円となっています。
配当の支払額
株式会社オルトプラスは、過去10期にわたる連続赤字により、配当の支払いは行われていません。今後の業績回復と共に、配当の実施も期待されますが、当面は内部留保の充実に注力していくと見られます。
今後の展望
株式会社オルトプラスは、事業構造の改善やコストの削減を進めることで、収益性の向上を目指しています。また、ジーエフホールディングス社との資本業務提携を通じて、ゲーム周辺領域での新たな事業展開にも取り組んでいます。今後の業績改善と新規事業の立ち上げに注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社オルトプラスは、長年にわたる赤字体質からの脱却を目指しています。コストの大幅な削減により業績改善が見られ、新しい事業展開にも期待が高まっています。今後の成長と収益力の向上に注目していきましょう。
株式会社オルトプラスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オルトプラスの決算日は9月30日で、四半期決算は6月30日、12月31日、3月31日に発表されています。過去10期にわたる赤字決算により、配当の実施はありません。今後の業績回復と共に、配当の検討も期待されますが、当面は内部留保の充実に注力していくと見られます。