株式会社ブロードリーフの決算報告が発表されました。モビリティ産業向けクラウドサービスを中心に収益が伸び、積極的な事業展開を行ってきた注目の企業です。今回の決算では増収増益を果たし、将来の更なる成長に期待がかかっています。
企業情報
企業名: 株式会社ブロードリーフ
証券コード: 36730
決算期: 2024年12月期
株式会社ブロードリーフの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ブロードリーフの決算期は12月期で、2024年3月31日が決算日となっています。毎年3月に決算報告を行っています。
主な事業
株式会社ブロードリーフは、モビリティ産業向けのクラウドサービスの提供を中心に事業を展開している企業です。自動車部品の受発注プラットフォームや電子帳簿保存法対応ソフトなどのサブスクリプションサービスを提供しており、IT投資が活発なモビリティ産業からの需要を取り込んでいます。その他にもパッケージソフトや機器類の販売も手掛けています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は増収増益となりました。売上収益は前年同期比10.6%増の4,013億円、営業損失は1億9千万円となり、前年同期の5億36百万円の損失から大幅に改善しています。利益率についても着実に向上しつつあります。
売上・利益の推移
売上収益はクラウドサービス売上の増加により2年連続で増加しています。一方で、パッケージソフトの売上減少があるものの、クラウドサービスの高収益性により全体としては増収傾向にあります。また、利益面では先行投資の効果により赤字幅が縮小されています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ブロードリーフの四半期連結貸借対照表は、資産と負債の両面で増加しています。財務基盤が着実に強化されています。
資産の部
資産は前期末比5.1%増の386億円となりました。現金及び現金同等物が13億円増加したことや、無形資産が5億円増加したことが主な要因です。
負債の部
負債は前期末比12.7%増の160億円と増加しました。長期有利子負債が26億円増加したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は前期末比0.2%増の225億円となりました。自己株式の減少や資本剰余金の増加により、財務体質の改善が進んでいます。
ROAとROE
ROAは前期から改善し、利益率も向上しています。特にROEは11.6%と高い水準を維持しており、株主重視の経営が行われています。今後も収益力の向上とともに、財務体質の強化により、さらなる収益性の改善が期待できます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比492%増の8億6百万円のプラスとなり、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスですが、財務活動によるキャッシュ・フローはプラスに転じました。全体として5,230百万円のキャッシュを保有しており、優良企業ぶりが見て取れます。
配当の支払額
株式会社ブロードリーフは、1株当たり1円の配当を実施しています。配当性向は22.7%と適正な水準を維持しており、株主還元にも配慮しています。
今後の展望
モビリティ産業のDX需要の取り込みを中心に、クラウドサービスの拡充と事業領域の拡大に注力していきます。今後も中期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ブロードリーフは、積極的なクラウド化戦略によりモビリティ業界を中心に着実に業績を拡大しています。収益力の向上とともに、財務体質の強化も進んでおり、今後の更なる飛躍が期待できる企業です。引き続き注目していきたいと思います。
株式会社ブロードリーフの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ブロードリーフの決算日は3月31日で、12月決算の企業です。配当は1株当たり1円を実施しており、株主還元にも配慮した経営を行っています。今後の業績拡大と共に、株主還元の強化も期待できそうです。