株式会社ホットリンクは、SNSマーケティング支援やデータアクセス提供などのサービスを展開する IT企業です。この度、同社が第1四半期の決算を発表しました。売上高は前年同期比3.3%増加の1,171百万円となり、安定した業績を維持していることがわかりました。
企業情報
企業名: 株式会社ホットリンク
証券コード: E30091
決算期: 12月
株式会社ホットリンクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ホットリンクの決算日は12月31日です。決算報告の最新情報は、2024年5月10日に発表されました。
主な事業
株式会社ホットリンクは、ソーシャルメディアマーケティング支援事業とWeb3関連事業の2つの事業を展開しています。ソーシャルメディアマーケティング支援事業では、SNS分析ツールの提供や、SNS広告・SNS運用コンサルティングなどのサービスを提供しています。一方、Web3関連事業では、Nonagon Capitalを通じてWeb3分野への投資・運用を行っています。
今期の業績と利益率は?
株式会社ホットリンクの第1四半期の業績は好調で、売上高は1,171百万円となりました。また、営業利益は25百万円、四半期利益は87百万円を計上しています。これらの結果から、同社の収益性は高水準を維持していると評価できるでしょう。
売上・利益の推移
株式会社ホットリンクの売上高は前年同期比3.3%増加し、安定した成長を続けています。利益面では、税引前四半期利益が137百万円と大幅な増加となりました。これは、SNSマーケティング支援事業のサービス拡大や、投資事業収益の計上などが要因と考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ホットリンクの四半期連結貸借対照表では、資産の部、負債の部、純資産の部それぞれが前期末から増加しています。特に、現金及び現金同等物が3,700百万円と手元流動性が高く、財務基盤の強さがうかがえます。
資産の部
資産の部では、流動資産が4,308百万円、非流動資産が4,412百万円となっています。これらの増加は主に、のれんや無形資産が増加したことが要因です。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,002百万円、非流動負債が1,306百万円となっています。借入金が減少した一方で、未払法人所得税などが増加しています。
純資産の部
純資産の部では、6,412百万円と前期末から275百万円増加しています。利益剰余金の増加や、その他の資本の構成要素の増加が主な要因です。
ROAとROE
株式会社ホットリンクのROA(総資産利益率)は1.0%、ROE(自己資本利益率)は1.4%となっています。前年同期と比較して、ROAは低下しましたが、ROEは改善しています。これは、利益が増加した一方で、自己資本が増加したことが要因と考えられます。
キャッシュフロー
株式会社ホットリンクの営業活動によるキャッシュ・フローは230百万円の収入となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは56百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは44百万円の支出となっています。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は3,700百万円と、手元流動性が高水準を維持しています。
配当の支払額
株式会社ホットリンクは、本決算期において配当を実施していません。内部留保の活用に注力し、成長投資に充当するものと考えられます。
今後の展望
株式会社ホットリンクは、SNSマーケティングと Web3事業の両面で事業拡大を目指しています。SNSマーケティング支援事業では、SNS広告・運用コンサルティングの強化を、Web3関連事業では、投資活動を通じたシナジー創出に注力する方針です。これらの取り組みにより、持続的な成長が期待できると考えられます。
編集部のまとめ
株式会社ホットリンクの決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。特に、SNSマーケティング支援事業の堅調な業績や、投資事業からの収益寄与が業績改善に寄与しています。今後は、SNSマーケティングとWeb3事業の両面での事業拡大に期待が高まっています。
株式会社ホットリンクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ホットリンクの決算日は12月31日で、2024年5月10日に第1四半期の決算を発表しました。配当については、当期は実施していませんが、今後の事業展開を見据えた内部留保の活用に注力しているものと考えられます。