エンカレッジ・テクノロジ株式会社の決算内容をお伝えします。2023年3月期の通期業績は、売上高が2,120,306千円、営業利益が174,765千円と過去最高となりました。企業のソフトウェア製品を中心に好調な売上が続いており、収益力の向上が見られます。
企業情報
企業名: エンカレッジ・テクノロジ株式会社
証券コード: 36820
決算期: 3月期
エンカレッジ・テクノロジ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は3月期決算で、毎年6月下旬に定時株主総会を開催しています。決算短信の開示は2月中旬頃、有価証券報告書の提出は6月中旬頃となります。
主な事業
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、セキュリティ関連のパッケージソフトウェアを中心に事業を展開しています。主力製品である「ESS REC」は、システム運用の記録と管理を支援するソフトウェアで、大手企業に広く採用されています。また、特権ID管理製品の「ESS AdminONE」などのラインナップも拡大しており、システムリスクとヒューマンリスクの両面からセキュリティソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は?
2023年3月期の業績は、売上高が2,120,306千円、営業利益が174,765千円と、ともに過去最高を記録しました。主力製品の好調なほか、コンサルティングサービスの売上も伸び、収益性の向上につながっています。営業利益率は8.2%と高い水準を維持しており、収益力の高い企業と言えます。
売上・利益の推移
エンカレッジ・テクノロジ株式会社の売上高は、2021年3月期の1,919,148千円から2022年3月期は2,120,306千円と、過去2年間で大幅に増加しています。同時に、営業利益も2021年3月期の148,155千円から2022年3月期は174,765千円と伸長しており、企業の成長力が高いことがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
エンカレッジ・テクノロジ株式会社の2023年12月末時点の四半期連結貸借対照表は、強固な財務基盤を示しています。
資産の部
資産合計は4,661,108千円と、前事業年度末から453,051千円増加しました。現金及び預金が3,755,406千円と、手元流動性が高く、将来の事業展開に活用できる強固な財務基盤を維持しています。
負債の部
負債合計は1,318,299千円で、前事業年度末より452,162千円増加しました。主な増加要因は、保守サポートサービス売上に係る前受金(契約負債)の増加によるものです。
純資産の部
純資産合計は3,342,808千円と、前事業年度末から888千円増加しています。四半期純利益の計上による増加と、配当金の支払いによる減少があった結果です。
ROAとROE
エンカレッジ・テクノロジ株式会社のROA(総資産利益率)は3.8%、ROE(自己資本利益率)は3.9%となっています。堅調な収益性と資本効率を示しており、投資家にとって魅力的な銘柄と言えます。今後も業績の伸長が期待できる企業です。
キャッシュフロー
エンカレッジ・テクノロジ株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インフローが好調です。2023年3月期は362,620千円の増加となり、手元流動性が高い水準を維持しています。今後の事業展開にも余裕がある財務体質と言えます。
配当の支払額
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、2022年6月の定時株主総会において、1株当たり20円の配当を実施しています。企業の収益力の向上に合わせて、株主還元を行っている企業と評価できます。
今後の展望
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、顧客ターゲット別の営業推進、ソリューション強化、新人事制度定着による生産性向上に注力しています。セキュリティ分野での競争力を高め、さらなる成長を目指しています。今後も企業の収益力が高まり、株主還元の拡大が期待できる銘柄といえます。
編集部のまとめ
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、セキュリティ分野での強い競争力を持つ企業です。2023年3月期の業績は過去最高を記録し、収益性も高水準を維持しています。手元流動性も豊富で、将来の事業展開にも余裕があり、株主還元も行っている魅力的な企業といえます。今後も業績の伸長が期待できる銘柄です。
エンカレッジ・テクノロジ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は3月期決算で、毎年6月下旬に定時株主総会を開催しています。2022年6月の定時株主総会では、1株当たり20円の配当を実施しました。今後も収益力の向上に合わせて、株主還元の拡大が期待できるでしょう。