株式会社フィックスターズの2024年9月期第2四半期の決算報告がアップされました。売上高は3,906,519千円と前年同期比9.5%増収、営業利益は1,179,292千円と18.2%増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は762,203千円と16.6%増益と、着実な業績拡大が確認できました。
企業情報
企業名: 株式会社フィックスターズ
証券コード: E30537
決算期: 2024年9月期
株式会社フィックスターズの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社フィックスターズの決算期は9月です。四半期決算は、1月31日、3月31日、6月30日、9月30日に行われています。
主な事業
株式会社フィックスターズは、ソフトウェアの高速化を得意とする企業です。自動運転システムや半導体、医療、金融など、様々な分野のソフトウェアの高速化開発を行っています。また、量子コンピューティングや画像診断分野でのSaaSサービス事業にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は3,906,519千円と前年同期比9.5%の増収、営業利益は1,179,292千円と18.2%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は762,203千円と16.6%の増益となりました。営業利益率は30.2%と高水準を維持しており、高収益体質が続いています。
売上・利益の推移
直近の3期連続で増収増益を続けており、売上高は前期比9.5%増、営業利益は前期比18.2%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は前期比16.6%増と、着実に業績を伸ばしていることがわかります。堅調な受注環境と高い収益力が支えとなっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社フィックスターズの四半期連結貸借対照表をみると、資産合計は8,331,288千円と前期末比1.8%増加しています。負債は2,104,210千円と5.7%減少し、純資産は6,227,077千円と7.0%増加しています。健全な財務体質を維持しつつ、着実に企業価値を高めています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,448,637千円と前期末比3.9%減少しています。一方で、売掛金が2,769,422千円と16.6%増加しており、受注環境の良さが反映されています。
負債の部
負債の部では、長期借入金が103,353千円と前期末比79.1%減少しており、有利子負債が大幅に削減されています。買掛金や未払法人税等も減少しており、健全な財務体質を維持しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が6,007,111千円と前期末比6.1%増加しました。株主資本比率は72.4%と高水準を維持しており、強固な財務基盤を築いています。
ROAとROE
ROAは前年同期の13.1%から14.1%に上昇し、ROEは前年同期の13.3%から12.2%に低下しました。ROAの上昇は収益性の向上を、ROEの低下は自己資本の増加により株主資本利益率が低下したためです。いずれも高水準の収益性を維持しています。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは690,129千円の収入となり、前年同期比約15倍の大幅な増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは54,236千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは822,444千円の支出となりました。全体としては180,475千円の減少となりましたが、手元流動性は高水準を維持しています。
配当の支払額
当第2四半期では、1株当たり13円の期末配当を行う予定です。前期実績の10円から30%増配となっており、株主還元の拡充が進んでいます。今後も着実に増配を続けることが期待されます。
今後の展望
株式会社フィックスターズは、中期経営ビジョンにおいて、2030年に向けてコンピューティング基盤を支えることを目指しています。引き続き、ソフトウェアの高速化技術を活かしながら、クラウドサービスやエッジデバイス向けのサービス拡大にも注力していきます。また、優秀な人材の確保と育成にも力を入れ、持続的な成長を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社フィックスターズは、ソフトウェアの高速化技術を核に、様々な分野で高い収益性を実現しています。直近3期連続の増収増益と、健全な財務体質の維持も特筆すべき点です。今後も、クラウドサービスやエッジデバイスなど、新たな成長分野での事業展開に期待が高まっています。株主還元の拡充にも尽力しており、同社の業績と成長性に注目が集まっています。
株式会社フィックスターズの決算日や配当についてまとめました。
株式会社フィックスターズの決算期は9月で、四半期決算は1月、3月、6月、9月の年4回行われています。また、同社は直近の1株当たり13円の配当を計画しており、前期実績の10円から30%増配となっています。今後も株主還元の拡充が期待されます。