株式会社CARTA HOLDINGSの2024年第1四半期決算が発表されました。同社はインターネット広告事業やECサービスなどを展開する企業で、好調な業績を維持しています。今後も顧客の変化に合わせてサービスを強化し、着実に成長していく期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社CARTA HOLDINGS
証券コード: E22007
決算期: 12月
株式会社CARTA HOLDINGSの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社CARTA HOLDINGSは12月決算の企業で、通常2月下旬頃に前期の有価証券報告書を提出しています。今回は2024年第1四半期(2024年1月~3月)の決算が発表されました。
主な事業
株式会社CARTA HOLDINGSは、デジタルマーケティング事業とインターネット関連サービス事業を展開しています。デジタルマーケティング事業では広告会社やクライアントのデジタル施策を支援し、運用型テレビCMなども提供しています。インターネット関連サービス事業では、メディアのDX支援、EC・人材領域でのサービス運営などにも取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の業績は、売上高6,196百万円、営業利益985百万円、経常利益1,105百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益706百万円と、前年同期比で減収ながら大幅な増益となりました。利益率も営業利益率15.9%、経常利益率17.8%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は約24,000~25,000百万円で推移しており、経常利益は1,100~1,800百万円と安定して高収益を確保しています。特に2024年第1四半期は前年同期に比べ経常利益が101.5%増加するなど、好調な業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
2024年3月末時点の総資産は47,212百万円で、前連結会計年度末から2,651百万円減少しています。その主な要因は、現金及び預金と敷金及び保証金の減少によるものです。
負債の部
負債の部は23,226百万円と、前連結会計年度末から2,803百万円減少しています。この要因は、未払金の減少によるものです。
純資産の部
純資産は23,985百万円と、前連結会計年度末から152百万円増加しました。これは新株予約権の行使により資本金と資本剰余金が増加したことによるものです。
ROAとROE
同社のROAは2.9%、ROEは5.9%となっています。前年同期と比べてROAは上昇し、ROEも堅調に推移しています。これは業績の改善と資本効率の向上により、収益性と株主還元力が高まっていることを示しています。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インフローが安定しており、投資活動によるキャッシュ・アウトフローを賄える良好な状況にあります。財務活動では株主還元のための配当を実施しているため、全体としてキャッシュポジションは堅調に推移しています。
配当の支払額
同社は年間27円の配当を実施しています。第1四半期の時点で1株当たり27円の配当を行っており、株主還元に積極的に取り組んでいます。今後も安定した配当の実施が期待されます。
今後の展望
同社は、デジタル化の進展を背景に需要が増加しているデジタルマーケティング事業を中心に、オンラインメディア事業やECサービス事業の拡大を目指しています。特に動画広告市場の伸長に注目し、テレビCMの運用サービス「テレシー」の拡販に力を入れています。また、M&Aによる事業基盤の強化にも積極的に取り組んでおり、今後の成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社CARTA HOLDINGSは、デジタルマーケティング事業やインターネット関連サービス事業を中心に、安定した収益基盤を築いています。2024年第1四半期は減収ながらも大幅な増益となり、利益率も高水準を維持しています。財務面でも健全性が高く、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も、デジタル化の進展に合わせたサービスの拡充により、さらなる成長が期待できる企業です。
株式会社CARTA HOLDINGSの決算日や配当についてまとめました。
株式会社CARTA HOLDINGSは12月決算の企業で、毎年2月下旬頃に前期の有価証券報告書を提出しています。同社は年間27円の安定配当を実施しており、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も順調な業績に期待が高まっています。