株式会社オプティムの2023年12月期第3四半期決算報告が発表されました。オプティムは、モバイルマネジメントサービスや各業界向けのX-Techサービスを展開する企業で、売上や利益の増加が続いています。常に新しいサービスの開発にも取り組み、着実に事業を拡大していることがわかります。
企業情報
企業名: 株式会社オプティム
証券コード: 36940
決算期: 3月期
株式会社オプティムの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オプティムは3月決算で、第3四半期決算は2023年12月31日です。毎年6月に有価証券報告書、2月に第3四半期報告書を提出しています。
主な事業
株式会社オプティムはモバイルマネジメントサービス「Optimal Biz」や各業界向けのX-Techサービスを展開しています。具体的には、アグリテック、デジタルコンストラクション、オフィスDX、マーケティングDX、映像管理DXなどのサービスを提供しています。これらの事業を通じて、顧客のデジタルトランスフォーメーションをサポートしています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の売上高は7,056,012千円と前年同期比11.6%増、営業利益は1,323,743千円と66.0%増と大幅な増収増益となりました。営業利益率は18.7%と高い水準を維持しています。主力のモバイルマネジメントサービスが堅調に推移し、新しいX-Techサービスの取り組みも着実に成果を上げているためです。
売上・利益の推移
過去3年の売上高は着実に増加し、2023年3月期は9,277,336千円となりました。同様に経常利益も増加傾向にあり、2023年3月期は1,634,990千円と高い水準を維持しています。これはモバイルマネジメントサービスの堅調な推移に加え、新規サービスの立ち上がりが寄与しているためです。今後も高い収益性を維持しながら、事業拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
オプティムの財務状況を示す四半期連結貸借対照表は、資産が9,000,317千円、負債が2,135,111千円、純資産が6,865,205千円となっています。前期末と比べ、資産は780,866千円増加し、負債は104,970千円増加、純資産は675,895千円増加しています。
資産の部
現金及び預金は1,969,723千円と前期末より528,863千円増加、ソフトウエアが2,614,663千円と549,271千円増加しています。これは、主力サービスの拡大と新サービスの開発投資が進んでいることを示しています。
負債の部
未払法人税等は165,505千円と169,781千円減少しましたが、その他の流動負債が766,065千円と279,652千円増加しています。これは主に業容拡大に伴う仕入債務の増加によるものです。
純資産の部
純資産は6,865,205千円と前期末から675,895千円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益が708,058千円となり、利益剰余金が増加したためです。
ROAとROE
オプティムのROAは直近12.2%となっており、前年同期から2.7ポイント上昇しています。ROEも15.4%と高水準を維持しており、企業価値の向上に向けて着実に成果を上げていることがわかります。これは主力サービスの安定収益とともに、新サービスの立ち上がりが業績に寄与しているためです。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,069,548千円の収入となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益の計上によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは517,845千円の支出となり、主にソフトウェアの開発投資によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは23,789千円の支出となりました。全体としては現金及び現金同等物の増加となり、財務基盤は安定しています。
配当の支払額
オプティムの最近の配当実績は、2023年3月期の年間配当金が17円でした。配当性向は約97%と高い水準となっており、株主還元に積極的な企業といえます。今後も株主への利益還元を意識しつつ、成長投資にも取り組んでいくことが期待されます。
今後の展望
オプティムは引き続きモバイルマネジメントサービスの伸長に加え、各業界向けX-Techサービスの拡大に注力していく方針です。特に「ピンポイントタイム散布」サービスや「OPTiM Geo Scan」などのサービスが順調に普及しており、今後の業績拡大が期待できます。また、法改正対応サービスの提供も強化しており、持続的な成長が期待できる企業だといえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社オプティムの2023年12月期第3四半期決算は、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同期比で大幅な増加となり、高い収益性を維持し続けています。モバイルマネジメントサービスの堅調な推移に加え、各業界向けX-Techサービスの成長が業績を牽引しています。今後も新サービスの開発に投資を続けながら、事業拡大を目指していくことが期待されます。
株式会社オプティムの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オプティムは3月決算で、第3四半期決算は2023年12月31日に行われました。2023年3月期の年間配当金は17円と株主還元に積極的な企業です。今後も着実な業績拡大と株主還元が期待できる企業といえるでしょう。