特種東海製紙株式会社の第17期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

特種東海製紙株式会社の決算報告が公開されました。同社は、主に産業素材事業、特殊素材事業、生活商品事業、環境関連事業を展開しており、数多くの皆様に信頼されている老舗メーカーです。今期の業績は、売上高が前年同期比2.9%増の64,908百万円、営業利益が同15.4%増の1,612百万円と好調に推移しています。また、経常利益は4,713百万円と、大幅な増益となりました。

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企業情報

企業名: 特種東海製紙株式会社
証券コード: 37080
決算期: 3月期

特種東海製紙株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

特種東海製紙株式会社の決算日は3月31日で、決算発表時期は6月と11月の年2回となっています。第3四半期決算(2023年12月期)の業績が今回発表されました。

主な事業

特種東海製紙株式会社は、産業素材事業と特殊素材事業を主力事業としつつ、生活商品事業や環境関連事業にも注力しています。産業素材事業では段ボール原紙やクラフト紙の製造・販売、特殊素材事業では特殊印刷用紙や機能性紙の製造・販売、生活商品事業ではトイレットペーパーやペーパータオルの製造・販売、環境関連事業では水力発電や資源リサイクルを手掛けています。多彩な事業展開で、幅広い顧客ニーズに応えています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高が64,908百万円、営業利益が1,612百万円と好調に推移しました。特に、環境関連事業の業績が大幅に伸長したことが業績改善につながっています。また、経常利益も4,713百万円と大幅増益を達成しました。利益率は、営業利益率が2.5%、経常利益率は7.2%となっています。

売上・利益の推移

売上高は前年同期比で2.9%増加し、営業利益も15.4%増加と好調に推移しています。特に環境関連事業の売上高が39.1%増加するなど、同事業の好調ぶりが目立ちます。経常利益は前年同期比で48.6%も増加しており、収益性の改善が進んでいることがわかります。

四半期連結貸借対照表について

特種東海製紙株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が131,723百万円と前期末から8,376百万円増加しています。主な要因は、子会社の新規連結に伴う資産の増加です。負債は49,833百万円と5,062百万円増加、純資産は81,890百万円と3,314百万円増加しています。

資産の部

資産の主な内訳は、現金及び預金が10,982百万円、受取手形及び売掛金が28,596百万円、有形固定資産が59,093百万円となっています。子会社の新規連結に伴い、のれんが2,673百万円計上されています。

負債の部

負債の主な内訳は、支払手形及び買掛金が9,989百万円、短期借入金が10,212百万円、長期借入金が13,164百万円となっています。子会社の新規連結に伴い負債が増加しています。

純資産の部

純資産の主な内訳は、資本金が11,485百万円、資本剰余金が5,503百万円、利益剰余金が61,199百万円となっています。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金が増加しています。

ROAとROE

ROA(総資産経常利益率)は3.6%、ROE(自己資本当期純利益率)は4.5%となっています。前年同期と比べROAは1.3ポイント、ROEは0.3ポイント増加しており、収益性の改善が見られます。特に環境関連事業の好調が業績を押し上げており、今後も同事業の伸長が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローの状況については開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローは順調に推移していると考えられます。また、投資活動によるキャッシュ・フローにおいては、子会社の買収等に係る支出があった可能性があります。財務活動においては、配当金の支払いなどがあったものと推察されます。

配当の支払額

当第3四半期累計期間では、年間配当金が100円(中間配当金50円、期末配当金50円)となっています。前期に比べ配当金は変わらず、安定した配当を維持しています。株主の皆様への還元に注力していることがうかがえます。

今後の展望

特種東海製紙株式会社は、原料価格の高騰や為替変動リスクなど、厳しい経営環境に直面していますが、生産合理化や成長分野への注力などに取り組み、収益力の向上を目指しています。第6次中期経営計画では「営業利益50億円、経常利益80億円、ROE7.0%」の目標を掲げており、環境関連事業の拡大などを通じて、持続的な成長を実現していく方針です。

編集部のまとめ

特種東海製紙株式会社は、段ボール原紙やペーパータオルなどの主力事業に加え、環境関連事業の拡大で業績を牽引しています。今期は売上高、営業利益、経常利益が増加するなど、概ね良好な決算結果となりました。中期的には、環境関連事業の成長や生産効率化などで、更なる業績向上が期待されます。株主還元面では、安定した配当を維持していることも評価できます。今後も同社の動向に注目していきたいと思います。

特種東海製紙株式会社の決算日や配当についてまとめました。

同社の決算日は3月31日で、年2回(6月と11月)の決算発表を行っています。配当については、中間配当金50円、期末配当金50円の年間100円を維持しており、安定した株主還元を行っていることがわかりました。この決算報告から、同社の業績は好調に推移しており、環境関連事業の成長や収益性の改善が評価できる内容だと言えるでしょう。

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