ジョルダン株式会社の2023年度第1四半期決算が発表されました。売上高は694,564千円となり、前年同期比で7.3%の増加となりました。経常損失は149,964千円と前年同期から大幅に拡大しました。しかし、ハードウェア事業や法人向けサービスなどが好調に推移しており、全体としては堅調な業績と言えそうです。
企業情報
企業名: ジョルダン株式会社
証券コード: E05336
決算期: 9月30日
ジョルダン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ジョルダン株式会社の決算日は9月30日です。第1四半期は10月1日から12月31日までの3ヶ月間となります。
主な事業
ジョルダン株式会社は、交通情報サービス「乗換案内」を中心とした事業を展開しています。主な事業セグメントは、「乗換案内事業」「ソフトウェア事業」「ハードウェア事業」などです。交通情報サービスの他にもソフトウェア開発やシステム販売なども手掛けており、情報通信分野で幅広い事業を展開しています。
今期の業績と利益率は?
2023年度第1四半期の業績は、売上高694,564千円、営業損失99,904千円、経常損失149,964千円、親会社株主に帰属する四半期純損失126,750千円となりました。売上高は前年同期比で7.3%増加しましたが、営業利益、経常利益、純利益については全て損失となりました。
売上・利益の推移
ジョルダン株式会社は、過去4期連続で四半期純損失を計上しています。前期は3,004,958千円の売上高、194,498千円の当期純損失でしたが、今期第1四半期は売上高が増加したものの利益水準が悪化しています。この要因としては、一部事業での利益率低下や販売費・管理費の増加などが考えられます。
四半期連結貸借対照表について
2023年12月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産5,491,282千円、負債1,000,785千円、純資産4,490,497千円となっています。前期末から資産が213,416千円減少し、負債が43,596千円減少、純資産が169,820千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,112,742千円と大きな割合を占めています。また、投資有価証券や敷金・保証金なども保有しています。前期末と比べると現金及び預金が大きく減少しています。
負債の部
負債の部では、支払手形・買掛金が265,089千円、契約負債が434,957千円となっています。前期末から支払手形・買掛金が増加、契約負債が減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が3,801,728千円と大きな割合を占めています。前期末から157,354千円減少しています。この減少は、四半期純損失の計上と配当金の支払いによるものです。
ROAとROE
ジョルダン株式会社のROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、いずれも低下傾向にあります。第1四半期の業績悪化により、両指標ともマイナスとなっています。今後の収益力改善と財務体質の強化が課題となっています。
キャッシュフロー
第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。これは、税金等の支払いや賞与の支給などが主な要因です。投資活動、財務活動によるキャッシュ・フローもマイナスで、全体としてキャッシュ・ポジションが減少しています。
配当の支払額
ジョルダン株式会社は、年1回の期末配当を実施しています。2023年3月期の期末配当金は1株当たり6円で、総額30,604千円の配当を行っています。
今後の展望
ジョルダン株式会社は、交通情報サービスの拡充やAI・MaaS関連事業の強化に取り組んでいます。今後は、売上の増加と収益性の改善が課題となりそうです。また、株主還元策の充実にも注力していく方針です。
編集部のまとめ
ジョルダン株式会社の2023年度第1四半期決算は、売上高は増加したものの利益水準が低下しました。今後はコスト管理の強化や収益性の改善が課題となりそうです。一方で、交通情報サービスの拡充やAI・MaaS関連事業の強化にも取り組んでいます。株主還元策の充実にも期待が高まっています。
ジョルダン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ジョルダン株式会社の決算日は9月30日で、第1四半期は10月1日から12月31日までの3ヶ月間となります。配当は年1回の期末配当を実施しており、2023年3月期の配当金は1株当たり6円でした。今後の業績改善と株主還元策の充実に注目が集まっています。