[株式会社ソフトウェア・サービスの決算報告書を分析したところ、同社は医療情報システムの開発・販売・導入・保守を中心に事業を展開しており、業界の需要が高まる中で堅調な業績を収めていることがわかりました。]
企業情報
企業名: 株式会社ソフトウェア・サービス
証券コード: 37330
決算期: 2023年11月期
株式会社ソフトウェア・サービスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ソフトウェア・サービスの決算日は、10月31日です。
第2四半期の決算期間は2023年11月1日~2024年4月30日となっています。
主な事業
株式会社ソフトウェア・サービスは、電子カルテシステムをはじめとする医療情報システムの開発・販売・導入・保守を中心に事業を展開しています。医療業界におけるDXの需要が高まる中、同社は各地域での営業・保守体制の強化を図り、顧客満足度の向上に努めています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高21,981百万円(前年同期比31.1%増)、営業利益5,201百万円(同45.7%増)、経常利益5,215百万円(同45.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,610百万円(同45.9%増)と、大幅な増収増益となりました。
売上・利益の推移
過去2年間の業績を見ると、売上高は前年同期比31.1%増の21,981百万円と大幅に増加しており、経常利益は同45.4%増の5,215百万円となっています。
利益率も高水準を維持しており、同社の業績は順調に推移していると言えます。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計が42,648百万円と前期末から2,732百万円増加しています。
負債合計は7,948百万円と324百万円減少し、純資産は34,699百万円と3,056百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が15,856百万円と大幅に増加しており、手元流動性が高まっていることがわかります。一方で、売掛金が4,063百万円と前期末から463百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が3,897百万円と前期末から465百万円減少しています。また、未払法人税等が1,443百万円と304百万円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が33,233百万円と前期末から2,983百万円増加しています。このように、株主資本が着実に積み上がっていることが分かります。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は12.2%と、前年同期の10.7%から改善しています。
また、ROE(自己資本利益率)は10.5%と前年同期の8.5%から上昇しており、収益性と効率性が高まっていると評価できます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは6,670百万円の収入となり、前年同期比91.9%増加しました。
投資活動によるキャッシュ・フローは1,028百万円の支出で、前年同期比大幅に減少しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは626百万円の支出となっています。
配当の支払額
第2四半期における配当金の総額は627百万円となっています。1株当たり配当金は120円で、前期比20円増加しており、株主還元も充実してきていると言えます。
今後の展望
医療分野におけるDXの需要が高まる中、同社は電子カルテシステムなどの医療情報システムの開発・販売に注力し、着実に成長を遂げています。今後も顧客ニーズに柔軟に対応しながら、市場シェアの拡大や収益力の向上を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ソフトウェア・サービスは、医療情報システム分野で高い収益性と成長性を示しており、当期の決算では大幅な増収増益を達成しました。
保有する現金も多く、今後の事業展開や株主還元にも期待が高まっています。同社は医療DXの中心的な企業として、今後も着実な成長が期待できる銘柄だと評価できるでしょう。
株式会社ソフトウェア・サービスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ソフトウェア・サービスの決算日は10月31日で、第2四半期の決算期間は2023年11月1日~2024年4月30日となっています。
当期の配当金は1株当たり120円と前期比20円増加しており、株主還元も充実してきていることが分かります。