コムシード株式会社の直近の四半期決算が気になりますか?当社は注目のモバイルゲームやブロックチェーン事業を展開する企業で、前回の決算では売上高が減少したものの、新製品の投入や収益性の改善に向けた取り組みが行われています。今後の業績にも期待がかかっています。
企業情報
企業名: コムシード株式会社
証券コード: E05401
決算期: 3月
コムシード株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
コムシード株式会社は3月末日決算で、通期の決算発表時期は6月頃になります。一方、四半期ごとの決算は、6月末日(第1四半期)、9月末日(第2四半期)、12月末日(第3四半期)、3月末日(第4四半期)に行われています。
主な事業
コムシード株式会社は、主にモバイルゲーム事業とブロックチェーン事業を展開しています。モバイルゲーム事業では、ソーシャルゲームの運営や有料アプリの開発・販売、受託開発などを手掛けています。一方、ブロックチェーン事業では、NFTを活用したエコシステムの構築やGameFiの開発などを行っています。これらの事業を通じて、最新のテクノロジーを活用したサービスの提供を目指しています。
今期の業績と利益率は?
コムシード株式会社の当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~12月31日)の業績は、売上高が1,445,816千円、営業損失が53,707千円となりました。前年同期と比べ売上高は減少しましたが、新製品の投入や収益性の改善に向けた取り組みにより、収支は改善傾向にあります。また、経常損失は71,888千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は96,997千円となっています。
売上・利益の推移
コムシード株式会社の過去3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は2022年3月期から減少傾向にあります。一方、利益面では2022年3月期に営業利益、経常利益、当期純利益を計上しましたが、2023年3月期は営業損失、経常損失、当期純損失に転じています。今後は新製品の投入や収益性の改善により、業績の回復が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
コムシード株式会社の直近の四半期連結貸借対照表を見てみると、資産合計が1,689,768千円、負債合計が931,804千円、純資産合計が757,964千円となっています。資産の内訳は、流動資産が1,377,293千円、固定資産が312,474千円となっています。一方、負債の内訳は、流動負債が906,566千円、固定負債が25,237千円となっています。
資産の部
資産の主な内訳は、現金及び預金が572,979千円、売掛金が357,467千円となっています。一方、固定資産には無形固定資産が205,130千円含まれています。これは主にソフトウエアや開発中のソフトウエアなどが計上されているものと考えられます。
負債の部
負債の内訳では、短期借入金が370,700千円と大きな割合を占めています。また、買掛金が145,399千円、契約負債が147,905千円となっています。これらは事業活動に伴う支払いや前受金などが計上されているものと考えられます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が1,193,011千円、資本剰余金が624,120千円となっています。一方、利益剰余金は△1,072,705千円となっており、累積損失が計上されている状況です。今後の収益力の改善により、利益剰余金の回復が期待されます。
ROAとROE
コムシード株式会社のROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、前期と比べて低下しています。これは主に、当期純損失の計上により利益水準が低下したことが要因と考えられます。今後は事業の収益性向上に向けた取り組みが重要になると思われます。ROAやROEの改善に伴い、株主価値の向上につながることが期待されます。
キャッシュフロー
コムシード株式会社の四半期連結キャッシュ・フロー計算書によると、営業活動によるキャッシュ・フローは△81,647千円となっています。これは主に、税金等調整前四半期純損失の発生や仕入債務の減少などが要因と考えられます。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△46,891千円となっており、有形固定資産や無形固定資産の取得などにより資金が流出したものと見られます。今後の業績回復と投資計画の着実な実行が、キャッシュ・フローの改善につながることが期待されます。
配当の支払額
コムシード株式会社は、第33期(2023年3月期)において配当を実施していないことが決算報告書から確認できます。当期は純損失計上となったことから、株主還元は見送られています。今後の業績や財務状況の改善により、株主還元の再開が期待されます。
今後の展望
コムシード株式会社は、モバイルゲームやブロックチェーン分野での新製品の投入や収益性改善に注力しています。ソーシャルゲームの運営やパチンコ・パチスロ関連アプリの販売、GameFiなどの新規事業への取り組みを通じて、持続的な成長を目指しています。また、経営効率化による収益力の向上にも期待がかかっています。今後の業績動向に注目が集まるでしょう。
編集部のまとめ
コムシード株式会社は、モバイルゲームやブロックチェーン事業を中心に事業を展開している企業です。当第3四半期の業績は減収・減益となりましたが、新製品の投入や経営効率化により、収益性の改善に取り組んでいます。今後の成長に向けた施策の実行と、業績の回復が期待されます。同社の決算や経営戦略の動向に引き続き注目していきましょう。
コムシード株式会社の決算日や配当についてまとめました。
コムシード株式会社は3月末日決算で、通期決算の発表は6月頃に行われます。一方、四半期ごとの決算は6月末日、9月末日、12月末日、3月末日に公表されます。また、当期は純損失計上のため配当を見送っていますが、今後の業績回復により、株主還元の再開が期待されます。