この度、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社(証券コード:05474)の決算報告書が発表されました。2024年1月1日から3月31日までの第1四半期決算の内容を、わかりやすくお伝えしていきます。
企業情報
企業名: ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
証券コード: 37650
決算期: 12月
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ガンホー・オンラインの決算期は12月です。第1四半期の決算は2024年5月9日に発表されました。
主な事業
ガンホー・オンラインは、人気スマートフォンゲームの「パズル&ドラゴンズ」を中心に事業を展開しています。また、Nintendo Switch向けのアクションゲーム「ニンジャラ」なども展開しており、国内外でオンラインゲームの開発・運営を行っている企業です。
今期の業績と利益率は?
今期(2024年1月1日~3月31日)の連結業績は、売上高が25,736百万円と前年同期比16.2%減、営業利益が6,266百万円と前年同期比26.1%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が4,002百万円と前年同期比22.3%減となりました。売上高や各利益指標が減少しているものの、依然として高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
ガンホー・オンラインの過去3年間の連結売上高は2022年12月期が125,315百万円、2023年3月期第1四半期が30,722百万円、2024年3月期第1四半期が25,736百万円となっています。長期的には安定した売上推移を示していますが、短期的には変動があるのが特徴です。
四半期連結貸借対照表について
ガンホー・オンラインの2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表をみると、総資産が167,582百万円、負債が17,856百万円、純資産が149,725百万円となっています。健全な財務体質を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が135,724百万円、売掛金及び契約資産が11,986百万円となっています。手元流動性が高く、安定した財務基盤が確保されています。
負債の部
負債の部では、買掛金が5,931百万円、未払法人税等が2,963百万円となっています。総資産に対する負債比率は10.6%と非常に低い水準です。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が200,621百万円、自己株式が△88,031百万円となっています。配当性向も低く、財務の健全性が高いことがわかります。
ROAとROE
ガンホー・オンラインのROA(総資産利益率)は2.4%、ROE(自己資本利益率)は2.7%となっています。ROAとROEが共に高水準を維持しており、効率的な資産運用と高い収益力が特徴といえます。
キャッシュフロー
ガンホー・オンラインの2024年3月期第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが5,634百万円のプラス、投資活動、財務活動によるキャッシュ・フローもプラスとなっており、全体として手元流動性が高い水準を維持しています。
配当の支払額
2024年2月14日開催の取締役会において、2023年12月31日の株主に対し、1株当たり30円の期末配当を支払うことが決議されました。同社の株主還元に対する姿勢は積極的であると言えます。
今後の展望
今後の事業展開としては、「パズル&ドラゴンズ」のさらなる価値最大化と、新作ゲームの開発・配信に注力していくことが重要課題だと思われます。国内外のユーザー層の拡大と、長期的な収益性の維持に期待がかかっています。
編集部のまとめ
ガンホー・オンラインは、「パズル&ドラゴンズ」を中心とした既存タイトルの価値最大化と、新作ゲーム開発に注力しており、業界でトップクラスの収益性と財務基盤を持つ企業といえます。配当性向も高く、株主還元にも力を入れています。今後も安定的な業績と企業価値の向上が期待できる銘柄だと言えるでしょう。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ガンホー・オンラインの決算日は12月で、第1四半期決算は2024年5月9日に発表されました。また、同社は1株当たり30円の期末配当を実施する予定です。収益性と財務体質の健全性は高く、株主還元にも積極的な企業といえます。