システムズ・デザイン株式会社の第3四半期決算が公開されました。業績は堅調に推移しており、売上高は前年同期比0.6%増の70億5千万円、営業利益は同14.5%減の4億9千万円となりました。
経営陣は、企業理念である「ステークホルダーとともに社会の持続的な成長に貢献する」の実現に向けて、様々な施策に取り組んでいます。
企業情報
企業名: システムズ・デザイン株式会社
証券コード: E05469
決算期: 3月31日
システムズ・デザイン株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
システムズ・デザイン株式会社の決算日は3月31日です。第3四半期決算の発表は2024年2月7日に行われました。
主な事業
システムズ・デザイン株式会社は、システム開発とアウトソーシング事業を展開しています。
システム開発では、主要顧客のシステムリプレースや、ローコード開発ツールを活用した業務を手がけています。
またアウトソーシング事業では、前期の新型コロナウイルス関連の特需が落ち着いたものの、堅調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は前年同期比で売上高は0.6%増、営業利益は14.5%減となりました。
利益率は、営業利益率が5.8%、経常利益率が6.3%、当期純利益率が3.8%と、いずれもおおむね良好な水準を維持しています。
売上・利益の推移
システムズ・デザイン株式会社の売上高は、過去3年間で70億円前後で推移しており、概ね順調に推移しています。
営業利益と当期純利益も、おおむね横ばいで推移しており、安定した収益基盤を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期末の総資産は60億6千万円と、前期末比1.4億円増加しました。
現金及び預金が増加したことなどが主な要因です。
資産の部
流動資産は47億4千万円で、前期末比0.4%増加しました。
この中で現金及び預金が31億9千万円と最も大きな割合を占めています。
負債の部
負債合計は16億8千万円で、前期末比2.8%減少しました。
主な内訳は買掛金5億円、未払金5億7千万円などです。
純資産の部
純資産は43億8千万円と、前期末比4.6%増加しました。
利益剰余金の増加が主な要因です。自己資本比率は72.3%と高い水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは7.4%、ROEは6.1%と、ともに良好な水準を維持しています。
これは、堅調な収益基盤に加え、適切な資本政策を実施していることが要因と考えられます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明ですが、営業活動によるキャッシュ・インが安定的に推移しているものと思われます。
配当の支払額
2023年6月に実施した期末配当は、1株当たり24円となりました。前期からの増配となっており、株主還元を重視した経営方針が窺えます。
今後の展望
システムズ・デザイン株式会社は、「ステークホルダーとともに社会の持続的な成長に貢献する」という企業理念の実現に向けて、ESG投資の実施や健康経営の推進などに取り組んでいます。
今後も、安定的な収益基盤を維持しつつ、新たな成長分野への挑戦など、中長期的な企業価値の向上を目指していくものと期待できます。
編集部のまとめ
今回の決算では、売上高・営業利益が堅調に推移し、財務体質も健全な水準を維持しているという好結果が示されました。
今後も、企業理念の実践に向けた取り組みを通じて、持続的な成長を遂げていくことが期待されます。
システムズ・デザイン株式会社の決算日や配当についてまとめました。
システムズ・デザイン株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月7日に発表されました。
また、直近の配当は1株当たり24円と、前期から増配となっており、株主還元を重視した経営姿勢が窺えます。