株式会社ザッパラスの2023年度第3四半期決算報告が発表されました。売上高は3,295,820千円と前年同期比0.7%の増収となり、経常利益は240,688千円と大幅な増益に転じました。占いサービスの強化や経営合理化が功を奏した模様です。今後の更なる成長に期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社ザッパラス
証券コード: 37700
決算期: 4月
株式会社ザッパラスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ザッパラスは4月を決算期としており、通常5月頃に年次決算、11月頃に第2四半期決算、3月頃に第3四半期決算を発表しています。今回の決算は2024年4月期第3四半期の業績報告となります。
主な事業
株式会社ザッパラスは、主に占いサービスを提供する企業です。占い・鑑定サービスを中心に運営している他、海外事業やコマース関連事業なども展開しています。また、2023年4月期からは対面の占いサービスを提供するリアル店舗の出店にも乗り出しており、事業の多角化を進めています。
今期の業績と利益率は?
2023年4月期第3四半期の業績は、売上高が3,295,820千円と前年同期比0.7%の増収となりました。一方で、営業利益は201,856千円と大幅な改善を果たしています。採算性の改善が進んでおり、経常利益は240,688千円と大幅な黒字に転じました。利益率も大幅に改善しています。
売上・利益の推移
直近3年の推移を見ると、売上高は4,375,993千円から3,295,820千円と微増傾向にあります。一方で、経常利益は前期の341,690千円の赤字から、今期は240,688千円の黒字に転じており、採算性の改善が進んでいます。長引く収益悪化に悩んでいた同社ですが、経営合理化の効果が出てきたとみられます。
四半期連結貸借対照表について
2024年1月末時点の財政状態を見ると、総資産は6,226,575千円で前期末比54,400千円の減少となっています。一方、負債合計は542,589千円と前期末比10,765千円の増加です。純資産は5,683,986千円と前期末比65,166千円の減少となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,959,381千円と前期末比141,372千円増加しています。一方で、未収還付法人税等が49,421千円と前期末比113,653千円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が166,262千円と前期末比13,267千円の増加、未払法人税等が60,026千円と前期末比48,900千円の増加となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,290,165千円と前期末比28,398千円減少しています。一方で、為替換算調整勘定が65,057千円と前期末比36,979千円減少しています。
ROAとROE
ROAは前期末の1.9%から当四半期末の2.6%に改善、ROEは前期末の8.1%から当四半期末の6.6%に低下しています。ROAの改善は、経常利益の大幅な増益によるものです。一方、ROEの低下は、純資産の減少によるものと考えられます。利益率の改善と並行して、財務体質の強化にも取り組む必要があると言えそうです。
キャッシュフロー
当四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成を省略しているため、詳細な情報は開示されていません。ただし、現金及び現金同等物の期末残高は4,959,381千円と、手元流動性は高い水準を確保しているとみられます。
配当の支払額
同社は年2回の配当を行っており、2023年7月27日開催の定時株主総会において、1株当たり10円の期末配当の支払い決議がなされています。前期は1株当たり3円の配当でしたので、今期は大幅な増配となっています。株主還元の強化に取り組んでいる様子が窺えます。
今後の展望
同社は、オンラインの占いサービスの強化に加え、新たに立ち上げたリアル店舗の出店にも注力しています。オンラインとリアルを組み合わせた事業展開により、さらなる業績拡大が期待されます。また、経営の効率化にも取り組んでおり、収益性の改善にも成果が出ています。今後の成長に大いに期待が持てる決算といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ザッパラスの2023年度第3四半期決算は、大幅な増益となりました。オンラインの占いサービスの強化に加え、リアル店舗の出店など、事業の多角化にも取り組んでいます。コスト削減にも注力し、収益性の改善にも成果が出ています。今後の成長にも大きな期待が寄せられる内容となっています。
株式会社ザッパラスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ザッパラスの決算期は4月で、通常5月頃に年次決算、11月頃に第2四半期決算、3月頃に第3四半期決算を発表しています。配当については、年2回の配当を行っており、2023年7月27日開催の定時株主総会において、1株当たり10円の期末配当の支払いが決議されています。前期は1株当たり3円の配当でしたので、今期は大幅な増配となっています。株主還元の強化に取り組んでいる様子が窺えます。