株式会社エコミックは北海道に本社を置く人材サービス企業で、主にバックオフィス業務の アウトソーシングサービス を提供しています。この度、同社は第3四半期決算を発表しました。
企業情報
企業名: 株式会社エコミック
証券コード: 38020
決算期: 3月31日
株式会社エコミックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エコミックは3月31日が決算日です。12月期の第3四半期決算を発表しています。
主な事業
株式会社エコミックは、給与計算や年末調整などの バックオフィス業務 のアウトソーシングを中心に事業を展開しています。顧客企業に対して、人材、時間、コストなどの経営資源を本来業務に集中できるよう、効率的なバックヤード業務のソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の連結業績は、売上高1,743,951千円、営業利益177,358千円、経常利益194,523千円、親会社株主に帰属する四半期純利益135,491千円となりました。前年同期と比較して、売上高は3.3%増、営業利益は4.1%増、経常利益は8.6%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は13.7%増とそれぞれ増加しています。
売上・利益の推移
同社は、給与計算関連サービスの年末調整業務の特性から、下半期の売上高と利益が上半期を上回る傾向にあります。この第3四半期の業績は、年末調整業務の売上を獲得できたことで、前年同期と比べて増収増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
同社の2023年12月31日現在の連結財務状況は以下の通りです。
資産の部
流動資産が 1,732,014千円 と前期末比で460,686千円増加しました。これは主に、年末調整処理業務に係る売上高の増加により、売掛金が800,079千円 増加したことによるものです。固定資産は 401,606千円 と前期末比で44,654千円減少しています。
負債の部
流動負債が 601,711千円 と前期末比で323,862千円増加しました。これは主に、短期借入金が350,000千円 増加したことによるものです。固定負債は 111,292千円 と前期末比で28,957千円減少しています。
純資産の部
純資産は 1,420,617千円 と前期末比で121,127千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金が104,967千円 増加したことによるものです。
ROAとROE
同社のROAは前期末の8.5%から当第3四半期末で9.1%に上昇しており、ROEも前期末の13.1%から当第3四半期末で12.4%となっています。これは業績の改善により収益性が向上したことが要因です。
キャッシュフロー
同社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、キャッシュフローの状況については開示されていません。
配当の支払額
同社は年1回の期末配当を実施しており、前期は1株当たり6円、当期は8円の配当を実施する予定です。この配当水準の引き上げは、業績の安定的な伸長を示す良い指標と言えます。
今後の展望
今後は、SDGsへの取り組みやBCP対策としてのアウトソーシングニーズの高まりを背景に、同社の BPOサービスの需要が増加 することが期待されます。また、HRテックの導入などDXの推進により、さらなる付加価値の高いサービスの提供が可能となることから、今後の業績拡大も期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社エコミックの当第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好業績となりました。バックオフィス業務のアウトソーシングサービスは、企業のコスト削減やBCP対策として引き続き需要が高く、同社の強みが発揮されています。今後もDXの推進など、顧客企業のニーズに即したサービス提供により、業績の更なる拡大が期待できます。
株式会社エコミックの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エコミックは3月31日が決算日で、年1回の期末配当を実施しています。当期は1株当たり8円の配当を予定しており、前期の6円から引き上げられています。この配当水準の引き上げは、同社の業績が安定的に推移していることを示す良い指標と言えます。