株式会社オウケイウェイヴの四半期決算について分析しましょう。同社は、プラットフォーム事業を中心に事業展開しており、主力サービスとしてクラウドサンクスカード「GRATICA」や連携サービス「OKWAVE Plus」などを提供しています。今回の決算では、売上高が前年同期比5,592千円増の79,081千円と増加し、営業損失も前年同期比278,653千円改善の166,554千円と赤字幅が縮小するなど、業績の改善が見られました。
企業情報
企業名: 株式会社オウケイウェイヴ
証券コード: E05587
決算期: 2023年6月期
株式会社オウケイウェイヴの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オウケイウェイヴの決算日は6月30日です。四半期決算は9月30日、12月31日、3月31日、6月30日の年4回実施しています。
主な事業
株式会社オウケイウェイヴはQ&Aサイト「OKWAVE」を中心としたプラットフォーム事業を展開しています。クラウドサンクスカード「GRATICA」やカスタマーサポート向けツール「OKWAVE Plus」などの提供を通じて、企業のDXを支援する総合的なソリューションを提供しています。また、広告サービスの提供やシステム開発事業なども手がけています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が79,081千円と前年同期比5,592千円増と堅調に推移しました。一方で、営業損失は166,554千円となり、経常損失は249,335千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は222,419千円と損失は続いています。しかし、前年同期と比べると大幅に改善しており、収支の改善に向けた取り組みが効果を上げてきています。
売上・利益の推移
直近の売上高は79,081千円と前年同期比で5,592千円の増加となりました。一方で、営業損失は166,554千円と前年同期の445,207千円から大幅に改善しています。経常損失は249,335千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は222,419千円と損失幅は縮小しており、収支改善に向けた取り組みが着実に成果を上げてきています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,496,006千円となり、前連結会計年度末から248,456千円減少しました。これは主に現金及び預金の増加と未収入金の減少によるものです。一方、負債は1,262,337千円と前連結会計年度末から580,688千円減少しました。これは主に短期借入金の返済や株式化による減少です。純資産は233,669千円と前連結会計年度末から332,232千円増加し、債務超過が解消されています。
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は1,496,006千円となり、前連結会計年度末と比べて248,456千円減少しました。これは主に現金及び預金が199,555千円増加した一方で、未収入金が407,265千円減少したことによるものです。
負債の部
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は1,262,337千円となり、前連結会計年度末と比べて580,688千円減少しました。これは主に短期借入金が460,000千円減少したことによるものです。
純資産の部
当第2四半期連結会計期間末の純資産は233,669千円となり、前連結会計年度末と比べて332,232千円増加しました。これは主に、第21回新株予約権の権利行使と短期借入金の株式化により資本金及び資本剰余金がそれぞれ270,885千円増加したことによるものです。
ROAとROE
ROAについては、営業損失が続いていることから低水準となっています。一方でROEは、株式の発行や借入金の株式化等によって純資産が増加したことから改善しつつあります。今後は収益力の向上とコスト削減に取り組み、ROAとROEの向上を目指していく必要があります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが285,293千円の支出、投資活動によるキャッシュ・フローが1,309千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが486,532千円の収入となりました。財務活動によるキャッシュ・フローの増加は、新株予約権の行使によるものです。これらの結果、現金及び現金同等物は期首から199,555千円増加し、355,218千円となりました。
配当の支払額
株式会社オウケイウェイヴは、過去に配当を実施したことはありません。また、当第2四半期連結累計期間においても配当の支払いはありませんでした。今後の業績回復と財務体質の強化に向けて、配当実施の検討が待たれます。
今後の展望
株式会社オウケイウェイヴは、収益力の向上とコスト削減に取り組み、営業黒字化の実現を目指しています。主力サービスであるクラウドサンクスカード「GRATICA」やカスタマーサポート向けツール「OKWAVE Plus」のさらなる拡大、広告サービスの強化などにより、着実な業績改善が期待されます。また、株主割当による資金調達や借入金の株式化などによって財務基盤も強化されており、今後の業績回復に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社オウケイウェイヴは、収益力の向上とコスト削減に取り組み、営業黒字化を目指しています。主力サービスの拡大や広告サービスの強化などによって売上高は伸長しており、損益面でも大幅な改善が見られました。また、株主割当による資金調達や借入金の株式化によって財務基盤も強化されており、今後の業績回復に期待が高まっています。引き続き、同社の動向に注目していきましょう。
株式会社オウケイウェイヴの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オウケイウェイヴの決算日は6月30日で、四半期決算は9月30日、12月31日、3月31日、6月30日の年4回実施しています。一方で、配当については過去に実施したことはなく、当第2四半期連結累計期間でも支払いはありませんでした。今後の業績回復と財務体質の強化を踏まえ、配当実施の検討が待たれます。