THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、主にスマートフォン関連のIoT・AIソリューション、飲食・教育・エンタメ関連事業を展開している企業です。当四半期の業績は売上高が前年同期比26.1%減の380百万円と厳しい状況でしたが、各事業の収支改善に向けた取り組みが進んでいるようです。今後は新たな産業廃棄物処理事業の立ち上げにも注力し、幅広い事業ポートフォリオを活かしながら、企業価値の向上に努めていくことが期待されます。
企業情報
企業名: THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
証券コード: 38230
決算期: 8月
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算期は8月です。第2四半期の決算は2024年4月15日に発表されました。
主な事業
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、ソリューション事業、飲食関連事業、教育関連事業、エンタテインメント事業、そして産業廃棄物処理事業の5つの事業を展開しています。主力のソリューション事業ではスマートフォン向けのプラットフォームソリューションやIoT関連ソリューションを提供し、また飲食・教育・エンタメ関連事業では顧客ニーズに合わせたサービスを展開しています。さらに今期より産業廃棄物処理事業にも新規参入し、事業の多角化を進めています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は、売上高380百万円、営業損失125百万円、経常損失123百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失175百万円となりました。主力のソリューション事業が減収となったことや、新たに参入した産業廃棄物処理事業の立ち上げコストがかかったことなどから、全体として厳しい決算結果となりました。一方で、持続的な成長に向けた新規事業の立ち上げや既存事業の再構築にも取り組んでおり、今後の業績改善が期待されます。
売上・利益の推移
直近3期の売上高と利益の推移を見ると、2023年8月期は売上高が941百万円、営業損失は296百万円と大幅な赤字となりました。2024年2月期第2四半期では売上高が380百万円と前年同期比で26.1%減少し、営業損失も125百万円と厳しい状況が続いています。今後は新規事業の立ち上げやコスト削減などにより収支改善を図り、早期の黒字化を目指していく方針です。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第2四半期末の総資産は1,724百万円で、前期末から370百万円増加しています。これは主に、新たに連結子会社化した株式会社宇部整環リサイクルセンターの建設仮勘定が336百万円増加したことによるものです。また現金及び預金も51百万円増加しています。
負債の部
負債合計は751百万円で、前期末から210百万円増加しました。短期借入金が183百万円、長期借入金が20百万円それぞれ増加したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は973百万円で、前期末から160百万円増加しました。これは主に新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金が205百万円増加した一方で、利益剰余金が175百万円減少したことによるものです。自己資本比率は54.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社のROA(総資産利益率)は、直近の2023年8月期では-25.7%となり、ROE(自己資本利益率)も-42.7%とマイナスとなっています。これは、長期にわたる営業損失の計上により、収益性や効率性が低下していることを示しています。今後、新規事業の成長と既存事業の再構築により、収益力の向上とともにROAとROEの改善も期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは78百万円の支出となりました。これは税金等調整前四半期純損失などにより資金が減少したためです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは264百万円の支出となり、新規事業の設備投資に伴う支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは393百万円の収入となり、新株予約権の行使による資金調達が進んでいます。これらの結果、当第2四半期末の現金及び現金同等物は571百万円となっています。
配当の支払額
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、現在のところ配当を実施していません。営業損失が続いている状況から、内部留保の確保と企業体質の強化に注力しているためです。今後の業績回復次第では、株主への利益還元も検討される可能性があります。
今後の展望
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、持続的な成長を目指し、既存事業の再構築と新規事業の立ち上げに取り組んでいます。特に、当期より新たに参入した産業廃棄物処理事業に注力しており、今後の業績への大きな貢献が期待されます。また、ソリューション事業やエンタテインメント事業などの既存事業でも収支改善を図り、早期の黒字化を目指していきます。今後の経営改善と事業ポートフォリオの強化により、中長期的な企業価値の向上が期待されます。
編集部のまとめ
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、これまで経営環境の変化に対応しきれず、長期的な赤字基調が続いてきました。しかし、新規事業の立ち上げや既存事業の収支改善に取り組むなど、企業価値の向上に向けた施策を進めています。今後の業績回復と新しい収益源の確立に期待が寄せられます。
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算日や配当についてまとめました。
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算期は8月で、最新の第2四半期決算は2024年4月15日に発表されました。厳しい業績が続いているため、現時点では配当は実施していませんが、今後の業績回復次第で株主還元策の検討も期待されます。引き続き、企業価値向上に向けた取り組みに注目していきたいと思います。