株式会社リミックスポイントの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。業績は堅調に推移し、売上高は前年同期比37.1%減の14,936百万円、営業利益は1,270百万円と、前年同期の営業損失からの大幅な改善となりました。
企業情報
企業名: 株式会社リミックスポイント
証券コード: 38250
決算期: 3月期
株式会社リミックスポイントの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社リミックスポイントの決算日は3月31日です。決算は年4回の四半期決算を行っており、第3四半期決算は2023年12月期の決算となります。
主な事業
株式会社リミックスポイントは、エネルギー事業、レジリエンス事業、メディカル事業を中心に事業を展開しています。エネルギー事業では電力小売り事業を、レジリエンス事業では省エネコンサルティングや感染症対策商品の販売、メディカル事業では医療・福祉・介護に関するコンサルティングなどを手掛けています。
今期の業績と利益率は?
株式会社リミックスポイントの2023年12月期第3四半期の業績は、売上高が14,936百万円と前年同期比37.1%減となりましたが、営業利益は1,270百万円と前年同期の営業損失から大幅に改善しました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,339百万円と、高い収益性を示しています。
売上・利益の推移
株式会社リミックスポイントの最近の売上高と利益の推移を見ると、売上高は2022年3月期の32,789百万円から2023年12月期第3四半期では14,936百万円に減少しています。一方で、営業利益は2022年3月期の営業損失1,722百万円から、2023年12月期第3四半期では1,270百万円の営業利益を確保しており、収益性の向上が見られます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社リミックスポイントの2023年12月期第3四半期の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は19,693百万円となっています。これは前連結会計年度末比で421百万円の増加となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,958百万円増加した一方で、売掛金及び契約資産が1,061百万円減少するなど、資産内容に変化が見られます。また、ゼロメディカルの子会社化により、のれんが629百万円増加しています。
負債の部
負債の部では、未払法人税等が774百万円減少しましたが、長期借入金が450百万円増加するなど、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、親会社株主に帰属する四半期純利益1,339百万円の計上により、純資産が18,238百万円と前連結会計年度末から1,412百万円増加しています。
ROAとROE
株式会社リミックスポイントのROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)を見ると、前連結会計年度末のROAは8.9%、ROEは13.0%と高水準となっています。これは、営業収益性の改善や財務体質の強化により、収益力と資本効率性が高まっていることを示しています。
キャッシュフロー
株式会社リミックスポイントのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,868百万円のプラスとなっています。これは、収益力の向上に加え、運転資本の改善が寄与したものと考えられます。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは524百万円のマイナスとなっており、ゼロメディカルの子会社化などの投資に資金を投下していることがわかります。
配当の支払額
株式会社リミックスポイントは、2023年6月28日の第20期定時株主総会で1株当たり2円の期末配当を決議しており、株主還元にも注力しています。
今後の展望
株式会社リミックスポイントは、ゼロメディカルを完全子会社化し、「メディカル事業」を新たな柱として事業ポートフォリオの拡充を図っています。また、エネルギー事業やレジリエンス事業の収益力向上にも取り組むことで、持続的な成長を目指しています。今後の業績と株価の動向に注目が集まるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社リミックスポイントの2023年12月期第3四半期決算は、売上高の減少はあったものの、収益性の改善が顕著でした。エネルギー事業の採算性向上、レジリエンス事業の成長、そしてゼロメディカルの子会社化によるメディカル事業の創出など、事業ポートフォリオの見直しが奏功しているようです。今後も、事業領域の拡大と収益力の強化に期待が高まっています。
株式会社リミックスポイントの決算日や配当についてまとめました。
株式会社リミックスポイントの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。また、2023年6月28日の第20期定時株主総会で1株当たり2円の期末配当が決議されるなど、株主還元にも注力しています。今後の事業展開と収益力の向上に期待が寄せられるでしょう。