アドソル日進株式会社の2024年3月期第3四半期決算報告書が公開されました。好調な業績と、今後の成長戦略に注目が集まっています。
企業情報
企業名: アドソル日進株式会社
証券コード: E05664
決算期: 3月期
アドソル日進株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
アドソル日進株式会社の決算期は3月期で、年4回の四半期決算を行っています。第3四半期決算は2023年12月31日時点の業績報告です。
主な事業
アドソル日進株式会社は、1976年の創業以来、電力の系統制御システムを主事業としてきました。近年では、監視、通信、制御の技術を活かし、社会インフラやサービス、産業分野のDX化にも注力しています。暮らしと社会の安心・安全、そして持続可能な社会の実現に向けて、様々なICTシステムの開発・提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第3四半期の売上高は10,359百万円と、前年同期比で9.5%の増加を果たしました。また、営業利益は1,151百万円と、前年同期比で23.3%の増加を達成しています。利益率も営業利益率11.1%と前年同期と比べ1.2ポイントの改善が見られます。
売上・利益の推移
アドソル日進株式会社の最近の業績は、3期連続で増収増益を続けています。特に2024年3月期第3四半期は、社会インフラ事業やサービス分野を中心に、様々な顧客向けのDX案件が好調に推移したことで、過去最高の売上高と営業利益を更新しました。利益率も安定的に高水準を維持しており、企業価値の向上につながっています。
四半期連結貸借対照表について
アドソル日進株式会社の2023年12月31日時点の総資産は9,418百万円となり、前期末と比べ80百万円の増加となりました。
資産の部
流動資産は6,425百万円と前期末から181百万円増加しました。これは主に現金及び預金が111百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が167百万円増加したことによります。一方、固定資産は2,993百万円と100百万円減少しています。
負債の部
負債合計は2,302百万円と前期末より359百万円減少しました。流動負債が377百万円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は7,116百万円と前期末より440百万円増加しました。利益剰余金が431百万円増加したことなどが主な要因です。自己資本比率は74.0%と、前期末より3.8ポイント上昇しています。
ROAとROE
アドソル日進株式会社のROA(総資産利益率)は11.1%、ROE(自己資本利益率)は11.7%となっています。前年同期と比べROAは1.2ポイント、ROEは1.3ポイント上昇しており、収益性の高い経営が続いています。
キャッシュフロー
キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、現金及び預金が前期末から111百万円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・インフローが大きかったと推測されます。今後の成長投資や株主還元に活用されることが期待されます。
配当の支払額
アドソル日進株式会社は、2023年12月1日に1株当たり19円の中間配当を実施しました。前年同期と比べ1円増配となっており、13期連続の増配を達成しています。今後も積極的な株主還元を行うことが期待されます。
今後の展望
アドソル日進株式会社は、2023年5月に新・中期経営計画「New Canvas 2026」を策定しました。2026年3月期までに売上高1,500億円、営業利益150億円を目指しており、「次世代エネルギー」「スマートインフラ/スマートライフ」など成長事業への経営資源の集中や、中部地区の強化、アライアンス戦略の推進などに取り組んでいきます。
編集部のまとめ
アドソル日進株式会社は、社会インフラ事業やサービス分野を中心に好調な業績を収めています。9.5%の増収、23.3%の営業利益増と、過去最高水準を達成しました。2026年3月期までの新中期経営計画も着実に進捗しており、今後の更なる企業価値向上が期待されます。
アドソル日進株式会社の決算日や配当についてまとめました。
アドソル日進の決算期は3月期で、年4回の四半期決算を行っています。2024年3月期第3四半期の業績は好調で、売上高は前年同期比9.5%増、営業利益は23.3%増と過去最高を更新しました。配当は13期連続増配で、2023年12月1日に1株19円の中間配当を実施しています。今後も成長投資と株主還元のバランスを取りつつ、企業価値の向上を目指していきます。