株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートの最新の決算報告書が発表されました。ソフトウェア事業とサービス事業の売上が堅調に推移し、前年同期に比べ11.9%の増収となりました。今後は、クラウド型サービスの拡大や、DX化への支援強化に期待がかかっています。
企業情報
企業名: 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート
証券コード: E05694
決算期: 2024年3月期
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、3月期決算を行っており、年1回の決算を行っています。決算発表は毎年2月頃に行われます。
主な事業
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、ソフトウェア事業とサービス事業を展開しています。ソフトウェア事業では、ローコード開発ツール「intra-mart」の販売を行っています。また、サービス事業では、「intra-mart」を活用したシステム開発やコンサルティングなどの周辺サービスを提供しています。近年では、DX化支援にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高6,316,542千円(前年同期比11.9%増)、営業利益28,995千円(前年同期比93.1%減)となりました。利益率は低下したものの、売上高は増加しています。これは、ソフトウェア事業とサービス事業の双方が好調に推移したことによるものです。今後はクラウド型サービスの拡大やDX化支援により、利益率の改善が期待されます。
売上・利益の推移
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートの売上高は5期連続で増加しています。一方、利益については振れ幅があるものの、中長期的には改善傾向にあります。主力の「intra-mart」を中心とした事業が堅調に推移していることから、今後も安定的な業績が期待できると考えられます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートの四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は8,346,588千円となっています。一方、負債合計は3,663,004千円と、自己資本比率は56.1%と健全な財務体質を維持しています。今後の事業拡大に向けた準備が整っていると言えるでしょう。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,699,300千円と高水準を維持しています。また、ソフトウェアや無形固定資産も増加しており、事業拡大に向けた投資が進められていることがわかります。
負債の部
負債の部では、買掛金や契約負債が増加しており、事業規模の拡大に伴う運転資金需要の増加が見られます。一方で、借入金残高は低水準を維持しているため、財務の健全性は高いと言えます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が3,607,759千円と、着実に積み上がっていることが確認できます。また、自己資本比率も56.1%と、安定した財務体質を維持しています。
ROAとROE
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートのROAは前期末の1.6%から当期末は1.3%に低下しました。一方、ROEは前期末の16.5%から当期末は12.5%と減少しています。これは、利益が一時的に減少したためと考えられますが、中長期的には事業拡大とともに、収益性と資本効率の向上が期待できると見られます。
キャッシュフロー
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に確保されています。また、投資活動によるキャッシュ・フローでは、事業拡大に向けた投資が行われています。財務面でも健全性が維持されていると言えるでしょう。
配当の支払額
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、年間35円の配当を行っています。安定した配当政策を維持しており、株主還元にも注力していることがわかります。
今後の展望
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、ローコード開発ツール「intra-mart」の機能強化や、クラウド型サービスの拡大、さらにはDX化支援の強化に取り組んでいきます。また、ジェイエスピー社の子会社化により、デジタルツイン市場の開拓にも期待がかかっています。今後の事業拡大と収益性向上に期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは、ソフトウェア事業とサービス事業を中心とした事業展開により、堅調な業績を維持しています。また、健全な財務体質と安定した配当政策も特徴的です。今後は、クラウド事業の強化やDX支援の拡大により、さらなる事業成長が期待できる企業と言えるでしょう。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは3月期決算を行っており、毎年2月頃に決算発表を行います。また、同社は年間35円の安定配当を行っている企業でもあります。今後は、ローコード開発ツールの強化やクラウド事業の拡大、DX支援の強化などに注力し、さらなる成長が期待されます。