株価高騰が続くマークラインズ株式会社の決算が公表されました。内外の自動車メーカー企業から高い評価を得ているマークラインズは、この度の決算でも前年同期を大幅に上回る好業績を記録しています。
企業情報
企業名: マークラインズ株式会社
証券コード: E31023
決算期: 2024年12月期
マークラインズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール）は？
マークラインズ株式会社の決算日は12月31日となっています。決算発表は通常翌年5月に行われており、今回の2024年12月期第1四半期決算も2024年5月10日に公表されました。
主な事業
マークラインズ株式会社は、自動車業界向けの情報プラットフォーム事業を中心に、コンサルティング事業、車両分解・計測事業、分解調査データ販売事業、車両・部品調達代行事業など、自動車に関連するさまざまなサービスを展開しています。特に情報プラットフォーム事業は同社の主力事業であり、国内外の自動車メーカーやサプライヤー企業など5,000社以上が利用している業界でも有数の規模を誇っています。
今期の業績と利益率は？
今期の第1四半期決算では、前年同期比24.6%増の15億8,900万円の売上高を記録しました。利益面でも営業利益が前年同期比22.0%増の6億4,400万円、経常利益が同22.9%増の6億4,660万円となり、高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
マークラインズは近年、売上高、利益ともに右肩上がりの成長を続けています。2023年通期では売上高48億4,500万円、経常利益13億8,340万円を計上しており、特に海外事業の拡大に力を入れることで、今後もさらなる業績向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
マークラインズの四半期連結貸借対照表は財務体質の健全さを示しています。
資産の部
当第1四半期末の総資産は76億2,700万円と前期末から1億4,300万円増加しています。売掛金の増加や建設仮勘定の増加などが主な要因です。
負債の部
負債合計は20億7,600万円で、前期末から9,600万円増加しました。買掛金や前受金の増加などによるものです。
純資産の部
純資産合計は55億5,000万円となり、自己資本比率は72.8%と高水準を維持しています。この財務体質の健全性が同社の強みの一つといえるでしょう。
ROAとROE
マークラインズのROA(総資産利益率)は9.3%、ROE(自己資本利益率)は12.4%と、ともに高水準にあります。これは同社の高い収益力と効率的な資産運用を示しています。今後も安定した収益基盤の維持が期待できます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがプラス3億3,600万円と好調だったものの、法人税等の支払いや設備投資による支出などから、全体としては5億1,700万円の減少となりました。今後も着実な収益の積み上げと適切な投資によるキャッシュ・フローの改善が期待されます。
配当の支払額
マークラインズは株主還元にも積極的で、第1四半期では1株当たり36円の期末配当を実施しました。直近の年間配当実績は1株104.69円と高水準で、株主に対する利益還元を重視していることがわかります。
今後の展望
マークラインズは、自動車業界のデジタル化やEV化といった市場の変化に合わせて、様々な新サービスの開発に取り組んでいます。また国内外の顧客基盤の拡大を目指しており、今後も中長期的な成長が期待されるでしょう。特に海外事業の伸長に注目が集まっています。
編集部のまとめ
マークラインズ株式会社は、自動車業界に特化した情報プラットフォームを中心に、高い収益力と財務基盤を持つ企業といえます。海外事業の拡大や新規事業の開発など、今後の更なる成長が期待されます。株主還元にも積極的で、安定的な配当が見込まれることから、中長期的な投資先として注目に値する企業だと言えでしょう。
マークラインズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
マークラインズ株式会社の決算日は12月31日で、毎年5月に決算報告が行われています。また同社は株主還元に積極的で、2023年12月期の年間配当は1株当たり104.69円と高水準でした。今後も好業績を続けることで、安定した配当が期待できる企業だと言えるでしょう。
