株式会社コラボスの第23期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社コラボスの決算報告書をみて、同社の好調な事業展開とAIを活用したサービスの拡充に注目しました。コロナ禍でもオンプレミス型からクラウド型システムへのニーズの高まりから、同社の主力製品「@nyplace」の利用席数が好調に推移しています。さらに、生成AI搭載の「VLOOM」など、先進技術を組み込んだサービスの提供にも注力しており、今後の飛躍が期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社コラボス
証券コード: 39080
決算期: 2023年4月1日 – 2024年3月31日

株式会社コラボスの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社コラボスの決算日は3月31日で、第3四半期決算の報告書が2023年12月31日時点のものです。年間の決算スケジュールは、第1四半期(6月30日)、第2四半期(9月30日)、第3四半期(12月31日)、本決算(3月31日)となっています。

主な事業

株式会社コラボスは、クラウドサービスを提供する企業です。主力製品は、堅牢性と安定性を重視した音声通話システム「@nyplace」や、生成AI技術を活用した新サービス「VLOOM」などがあげられます。これらのサービスを通じて、企業のコールセンター業務の効率化と生産性の向上を支援しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の業績は売上高1,629,607千円と前年同期比6.6%の減収となりましたが、新型コロナ関連の一時的な公共案件の減少が影響しているためです。一方で、主力の「@nyplace」のクラウド移行案件の獲得や、生成AI搭載の「VLOOM」の販売好調などから、事業の成長基盤は固まりつつあります。利益率については、営業利益率が減少しているものの、経常利益率や純利益率は改善の兆しが見られます。

売上・利益の推移

直近3年の売上高は、2023年3月期が2,349,041千円、2022年3月期が2,536,743千円、2021年3月期が2,341,200千円となっています。利益面では、2023年3月期の経常利益が324,935千円、2022年3月期が324,854千円、2021年3月期が276,626千円と、足元で高水準を維持しています。新型コロナ影響から回復基調にあり、今後の成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社コラボスは単体の四半期財務諸表を開示しています。主な特徴としては、総資産が2,464,209千円純資産が1,788,873千円と健全な財務体質を維持していることが確認できます。

資産の部

流動資産が1,491,680千円となっており、現金及び預金が1,253,938千円と手元流動性が厚く、事業運営に必要な資金の確保ができています。また、無形固定資産が589,514千円と大きな割合を占めており、同社の強みである自社サービスの開発投資が継続的に行われていることがわかります。

負債の部

流動負債が364,124千円、固定負債が311,210千円となっており、長期借入金の増加などにより、借入金残高が275,000千円に増加しています。一方で、依然として現金に対する負債の割合は低く、健全な財務状況を維持しています。

純資産の部

純資産は1,788,873千円で、自己資本比率は71.3%と高水準を維持しています。利益剰余金は1,293,322千円となっており、内部留保も着実に積み上げられています。

ROAとROE

株式会社コラボスのROA(総資産利益率)は4.7%ROE(自己資本利益率)は9.1%となっています。前期と比較して低下しているものの、依然として高水準を維持しています。これは、主力のクラウドサービスが堅調に推移し、収益性が改善していることが要因と考えられます。今後は、生成AI技術を活用した新サービスの拡大などで、収益力のさらなる向上が期待できます。

キャッシュフロー

当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、前期の状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローが342,708千円の収入超過となっており、安定したキャッシュ創出力を有しています。また、投資活動によるキャッシュ・フローは△219,513千円と、自社サービスの開発投資などに積極的に取り組んでいることがわかります。今後も、着実な事業成長を支える安定したキャッシュ・フローの確保が期待できます。

配当の支払額

株式会社コラボスは、期末配当を行っていないことから、当期の配当実績はありません。一方で、内部留保の着実な積み上げを図っているため、今後の事業拡大に伴う利益成長を背景に、株主還元の強化も期待できると考えられます。

今後の展望

株式会社コラボスは、中期経営計画に基づき「@nyplace」の安定成長と新サービスの飛躍成長を目指しています。特に、生成AI技術を活用した「VLOOM」の販売拡大や、自社開発の統合CRMマーケティングシステム「GROWCE」の提供など、顧客ニーズに的確に対応したサービス展開を行っています。これらの施策により、収益力の向上と顧客基盤の拡大が期待されます。今後も、AIやクラウドなどの先進技術を活用したユニークなサービスで、企業のデジタル化を支援していく存在となることが期待されます。

編集部のまとめ

株式会社コラボスは、コールセンター向けのクラウドサービスを展開する企業で、AI技術を活用した先進的な製品やサービスを提供しています。中期的には新型コロナの影響から回復基調にあり、主力の「@nyplace」のクラウド化需要の取り込みや、生成AI活用の「VLOOM」の販売拡大などで収益力の向上が期待できます。また、健全な財務体質を維持しながら、事業成長に向けた積極的な投資も行っています。今後も、企業のデジタル化ニーズに応える製品・サービスを提供していくことで、着実な成長が期待される企業といえるでしょう。

株式会社コラボスの決算日や配当についてまとめました。

株式会社コラボスの決算日は3月31日で、年4回の四半期決算を行っています。直近では2023年12月31日時点の第3四半期決算の報告をしています。一方で、当期の配当実績はありません。今後の業績拡大と株主還元の強化に期待が持てる企業です。

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