株式会社ショーケースの2024年第1四半期の決算報告が発表されました。前年同期比で売上高は5.6%増加しており、情報通信関連事業ではリユース関連事業の売上が好調に推移しています。一方で、営業損失の計上もありますが、通期での黒字化を見込んでいるなど、同社の今後の展望に注目が集まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ショーケース
証券コード: E27894
決算期: 12月期
株式会社ショーケースの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ショーケースは12月期決算を行っており、第1四半期の決算期間は2024年1月1日から3月31日となっています。今回は2024年第1四半期の決算報告書が発表されたものです。
主な事業
株式会社ショーケースは、「企業と顧客をつなぐDXクラウドサービス」を提供する企業です。DXクラウド事業、広告・メディア事業、投資関連事業、情報通信関連事業の4つの事業セグメントを展開しています。特に情報通信関連事業のリユース関連事業が好調で、業績に貢献しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は1,608,412千円と前年同期比5.6%増加しました。一方で、営業損失は71,192千円を計上しています。情報通信関連事業のリユース関連事業が好調に推移し、売上高は増加したものの、一時的な要因による営業損失が発生しています。
売上・利益の推移
直近の売上高と利益の推移を見ると、売上高は堅調に増加している一方で、利益面では厳しい状況が続いています。2022年12月期の連結会計年度から営業損失が続いていますが、2024年12月期通期では黒字化を目指しています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の資産合計は3,302,931千円、負債合計は1,866,613千円、純資産合計は1,436,317千円となっています。前連結会計年度末と比較して、資産は減少、負債は減少し、純資産も減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が713,194千円と前連結会計年度末から大幅に減少しました。一方で、売掛金及び契約資産が818,634千円と増加しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が81,655千円と増加している一方で、長期借入金が496,006千円と減少しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が242,447千円の赤字となっています。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上が主な要因です。
ROAとROE
ROAは4.7%、ROEは5.7%となっています。前年同期と比べて、両指標とも悪化しています。これは、利益水準の低下が主な要因です。今後の業績回復が課題となっています。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、現金及び預金が575,741千円減少していることから、営業活動によるキャッシュ・フローが赤字となっていると推測されます。今後の資金繰りが注目されます。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間における配当金の支払はありませんでした。今後の配当動向にも注目が集まっています。
今後の展望
株式会社ショーケースは、DXクラウド事業を中心に事業拡大を目指しています。特に、「おもてなしSuite」の販売拡大やeKYCサービス「ProTech ID Checker」の導入企業数拡大に取り組んでいます。また、情報通信関連事業のリユース関連事業でも好調な実績を残しており、通期での黒字化を見込んでいます。今後の業績改善に期待が寄せられています。
編集部のまとめ
株式会社ショーケースは、情報通信関連事業のリユース関連事業の好調などから、売上高は前年同期比で増加しました。一方で、営業損失の計上が続いていることから、業績面では課題も残されています。しかし、DXクラウド事業を中心とした事業拡大戦略や、通期での黒字化を見込んでいることから、今後の同社の動向に期待が寄せられています。
株式会社ショーケースの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ショーケースは12月期決算を行っている企業です。今回発表された2024年第1四半期の決算報告では、情報通信関連事業のリユース関連事業が好調に推移し、前年同期比で売上高が増加したものの、営業損失の計上が続いている状況でした。配当については、当第1四半期連結累計期間における支払いはありませんでした。今後の同社の業績改善と配当動向にも注目が集まっています。
