PCIホールディングス株式会社の第20期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

今期の決算報告では、PCIホールディングス株式会社の売上高が前年同期比11.5%減の12,615百万円となりました。しかし、営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも減少したものの、依然として高水準の業績を維持しています。
同社は、モビリティ関連の開発需要などでエンジニアリング事業が堅調に推移したほか、半導体関連のプロダクト/デバイス事業の収益性も改善しています。これからも、先端技術を活かしたDX支援など、中長期的な成長分野への取り組みを強化していきます。

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企業情報

企業名: PCIホールディングス株式会社
証券コード: 39180
決算期: 9月30日

PCIホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

PCIホールディングス株式会社の決算は、9月30日に終了する事業年度の決算となります。四半期決算は12月31日、3月31日、6月30日、9月30日の年4回行っています。

主な事業

PCIホールディングス株式会社グループは、ITサービスとソリューションの提供を主な事業としています。具体的には、自動車やインフラ、産業・流通分野などへの組込ソフトウェア開発から、先端技術を活用したDX支援やAI、IoT、セキュリティなどのICTソリューションの提供まで、幅広い分野でサービスを展開しています。
またグループ企業の中には、組込PCやコントローラなどのプロダクト開発、半導体設計・テストなどの事業を手掛けるところもあります。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の売上高は12,615百万円で、前年同期比11.5%減少しました。一方、営業利益は583百万円、経常利益は607百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は330百万円と、各利益段階において減益となりました。
利益率では、営業利益率が4.6%、経常利益率が4.8%、四半期純利益率が2.6%となりました。

売上・利益の推移

PCIホールディングスグループの売上高は、前年同期比11.5%減の12,615百万円となりました。これは、前年度において株式会社りーふねっとの全株式を売却したことで、同社の収益が剥落したことなどが影響しています。
利益面でも、各段階利益が減少し、経常利益は607百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は330百万円となりました。しかしながら、重点分野であるモビリティ関連のエンジニアリング事業や半導体関連のプロダクト/デバイス事業は堅調に推移しています。

四半期連結貸借対照表について

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は16,643百万円となり、前期末比984百万円減少しました。流動資産は11,685百万円と819百万円減少、固定資産は4,956百万円と164百万円減少しました。
負債合計は7,470百万円と1,057百万円減少、純資産合計は9,172百万円と73百万円増加しました。この結果、自己資本比率は52.2%となりました。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が3,339百万円と前期末比695百万円減少しました。一方、受取手形、売掛金及び契約資産が4,540百万円と211百万円減少しています。

負債の部

負債の部では、買掛金が891百万円と105百万円減少したほか、1年内返済予定の長期借入金が562百万円と241百万円減少しました。固定負債も229百万円減少しています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が3,134百万円と増加した一方で、自己株式の取得により257百万円減少しています。その他有価証券評価差額金が291百万円と増加しました。この結果、純資産合計は9,172百万円となり、自己資本比率は52.2%と改善しています。

ROAとROE

PCIホールディングスグループのROA(総資産利益率)は、前期末の2.8%から当第2四半期連結会計期間末では3.0%となりました。
ROE(自己資本利益率)は、前期末の5.4%から当第2四半期末は3.6%へと低下しました。これは、利益が減少したものの、自己資本が増加したことによるものです。今後はさらなる収益力の向上に取り組み、ROEの改善を目指していきます。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動により131百万円の収入、投資活動により84百万円の収入があった一方で、財務活動により911百万円の支出がありました。この結果、現金及び現金同等物の残高は前期末比695百万円減の3,339百万円となりました。
投資活動では、固定資産の取得や投資有価証券の売却などがあり、財務活動では長期借入金の返済や自己株式の取得、配当金の支払いなどがありました。

配当の支払額

PCIホールディングスは、株主への利益還元を重要な経営課題の一つと位置付けており、安定的な配当の実施を基本方針としています。
当期は、期末配当金を1株当たり17円と計画しており、この結果、年間配当金は1株当たり34円となる予定です。

今後の展望

PCIホールディングスグループは、新中期経営計画「PCI-VISION 2026」に沿って、既存事業の深化と新たな成長分野への展開を進めていきます。
具体的には、モビリティ分野やDX支援などの成長分野に経営資源を重点的に配分し、高収益体質への転換を目指します。また、人的資本の強化やサステナビリティ経営の深化にも取り組むことで、中長期的な企業価値向上を図ります。

編集部のまとめ

PCIホールディングスの当第2四半期決算は、前年同期比で減収減益となりましたが、依然として高水準の業績を確保できています。特に成長分野であるモビリティ関連やDX支援の需要は堅調で、今後も強化を図る方針です。
また、財務の健全性も改善しており、安定配当の実施など株主還元にも力を入れています。今後もグループ一丸となって、さらなる企業価値向上に取り組んでいくことが期待されます。

PCIホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。

PCIホールディングスの決算日は9月30日で、年4回の四半期決算を行っています。配当については、年間34円の配当を予定しており、株主還元にも注力しています。今後の業績と成長戦略にも期待が高まります。

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