株式会社PR TIMESがこのたび2024年3月1日から2024年5月31日までの第1四半期決算を発表しました。売上高は前年同期比19.6%増の19億2500万円と堅調に推移し、経常利益は40.9%増の4億8400万円となりました。主力の「PR TIMES」サービスの利用企業数は前年同期比17.2%増と順調に伸長しています。今後も業績拡大に向けて期待が高まります。
企業情報
企業名: 株式会社PR TIMES
証券コード: 39220
決算期: 2024年2月期
株式会社PR TIMESの決算日・決算時期(スケジュール）は?
PR TIMESの決算は年に1回、2月末日を決算期末としています。2024年2月期は2024年3月1日から2024年5月31日までの第1四半期連結会計期間の決算を発表しました。
主な事業
PR TIMESはプレスリリース配信サービス「PR TIMES」を中心に事業を展開しています。PR TIMESのミッションは「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」。企業のプレスリリース配信を支援し、メディアとの橋渡し役を果たしています。また、SaaS型ビジネス向けツール「Jooto」と「Tayori」も手がけ、事業領域を広げています。
今期の業績と利益率は?
PR TIMESの当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が19億2500万円と前年同期比19.6%増と好調。営業利益は4億8400万円と41.0%増と大幅な増益となりました。利益率も高く、営業利益率は25.2%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
PR TIMESの売上高は、2023年3月期は68億3700万円、2024年2月期は68億3700万円と高い水準を維持しています。利益面では、2023年3月期の経常利益は17億1700万円、2024年2月期は16億2500万円と推移しており、安定した収益力を示しています。
四半期連結貸借対照表について
PR TIMESの2024年5月31日時点の四半期連結貸借対照表では、資産合計が70億2500万円となっています。うち流動資産が52億3500万円、固定資産が17億9000万円となっています。
資産の部
資産の内訳は、現金及び預金が42億9800万円、受取手形、売掛金及び契約資産が7億6300万円となっています。前連結会計年度末に比べ、現金及び預金が2億3800万円減少しましたが、全体としては順調な資産状況を維持しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が10億3900万円となっています。主な内訳は未払法人税等1億7500万円、契約負債2億8800万円などです。前連結会計年度末に比べ3億6600万円の減少となっており、健全な財務状況が維持されています。
純資産の部
純資産の部では、59億8400万円となっています。前連結会計年度末に比べ3億2000万円の増加となっており、自己資本比率は85.1%と高水準を維持しています。
ROAとROE
PR TIMESのROA(総資産利益率)は、前期が24.3%、当期は21.7%となっています。また、ROE(自己資本利益率)は前期が20.5%、当期は21.5%と高水準を維持しています。これは、高い収益性と効率的な資産運用によるものと評価できます。
キャッシュフロー
PR TIMESのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが3億8300万円のプラスとなっています。一方で、投資活動による支出が1億2000万円のマイナスとなっており、フリーキャッシュフローは2億6300万円となっています。財務面でも健全性が維持されています。
配当の支払額
PR TIMESは、1株当たり年間配当金を80円と設定しています。前期実績の87円から若干減少しましたが、配当性向は55.8%と株主還元にも配慮しています。
今後の展望
PR TIMESは、主力の「PR TIMES」サービスの基盤強化、ならびにSaaSサービスの「Jooto」と「Tayori」の事業成長に注力していく方針です。利用企業数の増加や認知度向上が期待されます。今後も業績の拡大が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
PR TIMESの2024年2月期第1四半期決算は、売上高、利益ともに大幅増加となり、安定した収益基盤を示しています。主力の「PR TIMES」サービスが順調に拡大しており、今後のさらなる成長が期待されます。SaaSサービスでも有料会員数が増加傾向にあり、事業領域の拡大にも注目が集まります。健全な財務状況と高い株主還元も魅力の1つです。
株式会社PR TIMESの決算日や配当についてまとめました。
PR TIMESの決算日は2月末日で、年1回の決算となっています。配当は1株当たり年間80円と設定されており、配当性向は55.8%と株主還元にも配慮しています。今後も安定的な業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。
