スーパーバッグ株式会社の業績が大幅に改善され、投資家のみなさまに朗報となっています。売上高が前年同期比6.2%増、営業利益も169.4%増加と、収益力が大きく強化されました。経営陣の取り組みにより、収益性の改善が進んでいます。今後も環境対応と成長基盤の確立に注力し、さらなる飛躍を期待したいですね。
企業情報
企業名: スーパーバッグ株式会社
証券コード: 39450
決算期: 3月期
スーパーバッグ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
スーパーバッグ株式会社の決算期は3月期です。具体的には毎年3月31日が決算日となっています。決算書の提出は、2月14日に行われています。
主な事業
スーパーバッグ株式会社は、紙製品事業、化成品事業、その他事業を展開しています。紙袋やポリ袋、その他包装資材の製造・販売が主力事業です。最近では、環境に配慮した製品開発にも注力しており、紙製品への需要が高まっているのが特徴です。また、S・V・S(スーパーバッグ・ベンダー・システム)を通じた店舗向けの事務用品等の販売も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間は、売上高が前年同期比6.2%増の20,632百万円、営業利益は169.4%増の904百万円となりました。経営改革の効果もあり、経常利益は168.2%増の956百万円と大幅な増益となっています。利益率についても改善が進んでおり、営業利益率は4.4%まで高まりました。
売上・利益の推移
売上高は前期から6.2%増加し、2期連続の増収となりました。紙製品事業や化成品事業の好調な推移に加え、その他事業の改善も業績に寄与しています。利益面では、営業利益が169.4%、経常利益が168.2%増加するなど、収益性の大幅な改善が図られています。経営改革の成果が着実に表れてきていると評価できるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比2,556百万円増加の16,681百万円となっています。流動資産は2,349百万円増加し、固定資産も207百万円増加しました。一方、負債合計は1,611百万円増加の12,751百万円となり、純資産は945百万円増加の3,930百万円となっています。
資産の部
流動資産は、現金及び預金が260百万円、売掛金が1,686百万円、棚卸資産が237百万円それぞれ増加したことが主な要因です。固定資産は、設備投資等により353百万円増加し、投資有価証券の時価評価差額も107百万円増加しています。
負債の部
負債合計は、支払手形及び買掛金が643百万円、電子記録債務及び設備関係電子記録債務が610百万円増加したことが主な要因です。一方で、賞与引当金が85百万円減少しています。
純資産の部
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が829百万円増加したほか、その他有価証券評価差額金が75百万円、為替換算調整勘定が50百万円増加したことなどによります。この結果、自己資本比率は23.5%となりました。
ROAとROE
当期のROAは5.7%、ROEは21.0%となっています。前期に比べROAは1.9ポイント、ROEは4.5ポイント上昇しており、収益性の大幅な改善が確認できます。売上総利益率の向上や固定費の削減などにより、資産効率とともに自己資本効率も高まってきています。今後も収益基盤の強化に努め、さらなる改善が期待されます。
キャッシュフロー
詳細なキャッシュフロー計算書は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に改善したものと考えられます。売上高の増加や収益性の向上を背景に、自己資金の積み上げが進んでいると推察されます。設備投資などの投資活動にも利用できる手元資金が増加しており、今後の成長投資や株主還元に活用できるでしょう。
配当の支払額
当第3四半期連結累計期間における配当金の支払いについては、開示されていませんでした。ただし、前期実績では1株当たり配当金が60円と、堅調な配当政策を維持しています。今期も、業績回復を背景に、株主還元の拡充が期待できるかもしれません。
今後の展望
スーパーバッグ株式会社は、2021年6月に発表した中期経営計画の最終年度を迎えており、環境対応と成長基盤の確立に注力しています。「事業構造の転換」、「新規事業の発掘」、「コスト削減」などに取り組み、収益性の一層の改善が期待できると考えられます。今後も、持続可能な成長に向けた施策を展開し、株主の皆様の期待に応えていくことが重要です。
編集部のまとめ
スーパーバッグ株式会社は、厳しい経営環境の中、着実に収益力の改善を進めています。売上高、営業利益、経常利益が大幅に増加したことは、経営改革の成果が表れてきていることを示しています。今後も、環境に配慮した製品開発や事業構造の転換などに取り組み、持続的な成長を実現していくことが期待されます。株主の皆様にとっても、業績回復と株主還元の拡充が期待できる企業だと評価できるでしょう。
スーパーバッグ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
スーパーバッグ株式会社の決算日は3月31日で、四半期決算の報告は2月14日に行われています。また、前期の1株当たり配当金は60円と、株主還元にも力を入れています。今期も好業績を背景に、配当の拡充が期待されます。