ザ・パック株式会社の第73期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

ザ・パック株式会社の決算報告書のハイライトをお伝えします。この企業は、紙袋や食品パッケージなどの紙加工品を中心に事業を展開しており、今期も好調な業績を上げています。売上高は前年同期比5.9%増の226億94百万円と大幅に増加し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益もそれぞれ二桁の増加率を記録しています。
財務状況も健全で、総資産は前期末から17億25百万円減少の971億22百万円、自己資本比率は74.1%と高水準を維持しています。今後も紙加工品事業を中心に成長を続けていくことが期待されます。

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企業情報

企業名: ザ・パック株式会社
証券コード: 39500
決算期: 第73期第1四半期(2024年1月1日~2024年3月31日)

ザ・パック株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ザ・パック株式会社の決算日は12月31日で、4月に有価証券報告書を、8月に第2四半期決算、11月に第3四半期決算、翌年5月に第1四半期決算をそれぞれ発表しています。今回の決算報告は、2024年1月1日から3月31日までの第1四半期の業績となります。

主な事業

ザ・パック株式会社は、紙袋、紙器、段ボール、印刷などの紙加工品を中心に製造・販売しています。紙加工品事業は連結売上高の71.8%を占めており、化成品事業と合わせて200億円以上の売上を上げる大手企業です。
過去より食品や土産物向けのパッケージ需要に強みを持ち、近年はEコマース関連の段ボールなども伸長しています。企業や専門店向けにも幅広く製品を展開しています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の連結業績は、売上高が226億94百万円と前年同期比5.9%増加しました。営業利益は16億13百万円で13.5%増、経常利益は16億70百万円の11.9%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億79百万円と大幅な47.8%増加となりました。
利益率も高水準を維持しており、営業利益率は7.1%、経常利益率は7.4%、純利益率は6.5%と、いずれも1ケタ台の高い収益性を示しています。

売上・利益の推移

ザ・パック株式会社は、長年にわたり着実に売上を伸ばし続けています。直近の第72期(2023年12月期)の連結売上高は977億14百万円、連結経常利益は56億52百万円、連結純利益は70億59百万円と、好業績を維持しています。
特に紙加工品事業が堅調で、化成品事業や「その他」事業も収益に寄与しています。今期も好調な滑り出しで、今後の更なる成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

ザ・パック株式会社の2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表は健全な状態を示しています。総資産は971億22百万円で、前期末から17億25百万円減少しました。
流動資産は556億92百万円、固定資産は414億29百万円となっています。負債は251億12百万円と前期末から25億78百万円減少し、純資産は720億10百万円に増加しました。自己資本比率は74.1%と高水準を維持しており、財務体質は良好です。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が196億16百万円と前期末から32億93百万円増加しています。一方で受取手形及び売掛金が196億60百万円と46億93百万円減少しました。有形固定資産は277億33百万円と微増しています。

負債の部

負債の部では、支払手形及び買掛金が116億96百万円と前期末から21億94百万円減少しました。電子記録債務も71億73百万円と減少しています。借入金は28百万円となっています。

純資産の部

純資産は720億10百万円となり、前期末から8億53百万円増加しました。利益剰余金が654億8百万円と4億32百万円増加し、その他有価証券評価差額金も26億47百万円と2億30百万円増加しています。自己資本比率は高い水準を維持しています。

ROAとROE

ザ・パック株式会社の収益性を示すROA(総資産経常利益率)は、直近の第72期(2023年12月期)で5.7%となっています。また、ROE(自己資本当期純利益率)は10.0%と、ともに良好な水準を維持しています。
高い収益性と財務体質の健全性を背景に、着実な利益成長と株主還元が期待されます。今後も顧客ニーズに合ったサービスの提供や生産性の向上などに取り組み、収益力の維持・向上を目指していくと考えられます。

キャッシュフロー

ザ・パック株式会社の直近の第72期(2023年12月期)のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが82億25百万円の収入となっています。設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローは29億89百万円の支出、財務活動では6億69百万円の支払いがありました。
全体として、現金及び現金同等物は前期末比45億67百万円増加し、163億22百万円となっています。業績好調を背景に、着実なキャッシュ創出力を示しています。

配当の支払額

ザ・パック株式会社は、株主への積極的な利益還元を行っています。直近の第72期(2023年12月期)の年間配当金は1株当たり110円、総額では20億92百万円の支払いを行いました。
配当性向は29.6%で、今後も安定的な配当を継続していく方針です。株主還元の拡充にも注力しながら、企業価値の向上に取り組んでいくと考えられます。

今後の展望

ザ・パック株式会社は、「進化 – パーパス経営・サステイナブル経営のスタート -」を中期経営計画のスローガンに掲げ、2025年12月期には連結売上高1,070億円、営業利益83億円の達成を目標としています。
紙加工品事業を中心として、新市場の開拓や設備投資の強化、品質管理の改善などに取り組み、持続的な成長を目指しています。中長期的には海外展開の強化や環境対応製品の開発など、サステナビリティにも配慮しながら企業価値の向上を図っていく方針です。

編集部のまとめ

ザ・パック株式会社は、紙袋や食品パッケージなど紙加工品を中心とした事業で好調な業績を継続しています。
今期の第1四半期も売上高、利益ともに前年同期比で大幅な増加を果たしており、中期経営計画の目標達成に向けて着実に前進しているようです。
財務体質も健全で、株主還元も積極的に行っているため、今後の更なる成長が期待されます。業界のリーディングカンパニーとして、さらなる飛躍に期待がかかっています。

ザ・パック株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ザ・パック株式会社の決算日は12月31日で、年1回の本決算のほか、第1・第2・第3四半期の決算も発表しています。直近の第72期(2023年12月期)は年間配当金が1株当たり110円と、株主への利益還元にも積極的に取り組んでいることがわかりました。今後も企業価値の向上と安定的な配当の維持に努めていくことが期待されます。

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