中央紙器工業株式会社の第73期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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中央紙器工業株式会社の2023年12月期第3四半期決算が発表されました。当社は段ボール製品などの製造・販売を手がける企業で、株式市場では39520という証券コードで取り引きされています。経営環境は依然として厳しい状況が続いていますが、収益力の回復に向けて着実な取り組みを実施しており、当期の業績もおおむね順調に推移しました。この決算結果についてご紹介します。

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企業情報

企業名: 中央紙器工業株式会社
証券コード: 39520
決算期: 3月期

中央紙器工業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

中央紙器工業の決算は3月期で、第3四半期は2023年12月31日が決算日となります。通常の年間決算は3月31日に行われます。

主な事業

中央紙器工業は、段ボール製品の製造・販売が主力事業です。段ボール製品は自動車部品の梱包容器や、食品・飲料などの包装資材として幅広く使われています。また、化成品の製造・販売も手がけており、両事業を柱に事業展開しています。近年では環境に配慮した製品開発に注力しており、脱プラスチック化などの需要にも積極的に対応しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高が88億85百万円と前年同期比4.5%の増収となりました。一方で、営業利益は4億58百万円と前年同期比10.9%の減益となりました。主な要因は原材料費や物流費の高騰により、利益率が低下したことによります。しかし、経常利益は5億11百万円と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

中央紙器工業の売上高は、2023年3月期は113億36百万円と過去最高を更新しました。一方で利益面では、経常利益は3億55百万円と前期比40.5%の減益となっています。原材料高や物流費の上昇が業績を圧迫した結果です。しかし、当第3四半期では収益力の回復に向けた施策が奏功し、売上は伸長するも利益は若干減少しているものの、安定して高水準を維持しています。

四半期連結貸借対照表について

当第3四半期末の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は156億6百万円と前期末比7億59百万円の増加となっています。これは主に投資有価証券が3億61百万円増加したことや、電子記録債権が1億95百万円増加したことなどによります。一方、負債合計は24億5百万円と前期末比2億61百万円の増加です。これは支払手形及び買掛金が61百万円増加したことなどが要因です。

資産の部

流動資産は115億44百万円で前期末比91百万円増加しています。これは主に受取手形及び売掛金が1億18百万円減少した一方で、電子記録債権が1億95百万円増加したことが要因です。固定資産は40億62百万円で前期末比6億68百万円増加しています。これは主に投資有価証券が3億61百万円増加したことによります。

負債の部

流動負債は15億34百万円で前期末比1億10百万円増加しています。これは主に支払手形及び買掛金が61百万円増加し、未払法人税等が65百万円増加したことが要因です。固定負債は8億71百万円で前期末比1億51百万円増加しています。

純資産の部

純資産合計は132億1百万円で前期末比4億97百万円増加しています。これは主に利益剰余金が2億35百万円増加し、その他有価証券評価差額金が2億57百万円増加したことによるものです。

ROAとROE

当社のROA(総資産利益率)は前期の2.4%から当第3四半期では3.6%と改善しています。これは、経常利益が5億11百万円と高水準を維持したことが要因です。一方でROE(自己資本利益率)は前期の6.5%から当第3四半期の4.2%と低下しています。これは純資産が増加したことで自己資本が拡大したものの、当期純利益の伸び率が低かった影響です。今後は収益力の向上により、ROEの改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第3四半期のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が開示されていないため詳細は不明です。ただし、前年同期の情報によると、営業活動によるキャッシュ・フローは1億44百万円の収入超過となっており、設備投資などの投資活動や配当金の支払いなどの財務活動によりキャッシュ・ポジションは維持されていると考えられます。

配当の支払額

中央紙器工業は、株主還元の一環として配当を行っています。2023年3月期の年間配当金は65円で、第2四半期末は30円、期末は35円の配当を実施しました。当第3四半期決算では、第2四半期末配当30円に加え、第3四半期末配当30円の計60円の配当を行っています。今後も安定的な配当を実現できるよう、収益力の向上に努めていく方針です。

今後の展望

中央紙器工業は、収益力の回復に向けて積極的に取り組んでおり、当第3四半期の業績もおおむね順調に推移しました。今後も、販売価格の改定や原価低減活動を継続して収益基盤の強化を図るとともに、環境対応製品の開発など、顧客ニーズに合わせた製品・サービスの提供に努めていく方針です。引き続き業績の改善を目指し、株主還元にも力を入れていくことが期待されます。

編集部のまとめ

中央紙器工業は、段ボールを中心とした包装資材の製造・販売を手がける企業です。当第3四半期の業績は、売上高は前年同期比4.5%増と増収を確保したものの、原材料高などの影響で営業利益は10.9%減となりました。しかし、経常利益は高水準を維持しており、財務体質も健全に推移しています。今後は収益力の向上に向けた施策を着実に実行し、株主還元の充実にも取り組んでいく方針です。中央紙器工業の業績動向に引き続き注目していく必要があるでしょう。

中央紙器工業株式会社の決算日や配当についてまとめました。

中央紙器工業の決算日は3月31日と9月30日の年2回行われ、第3四半期決算は12月31日が基準日となります。配当は年2回、6月と12月に行われ、当第3四半期決算では1株当たり30円の中間配当を実施しています。今後も安定的な株主還元を目指すことが期待されます。

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