大村紙業株式会社の2023年度第3四半期決算報告が発表されました。大村紙業は段ボールの製造・販売を主力事業とする企業で、今期の売上高は前年同期比7.4%増加。経常利益は14.8%増加するなど、堅調な業績を維持しています。また、四半期純利益も19.9%増加しており、収益性も高まっています。今後も、小ロット多品種・短納期の強みを活かし、地域密着型経営を徹底していくことで、さらなる業績向上が期待されます。
企業情報
企業名: 大村紙業株式会社
証券コード: E00682
決算期: 3月期
大村紙業株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
大村紙業株式会社の決算日は3月31日で、4月1日から翌年3月31日までが会計期間となっています。第3四半期の決算報告は、2023年2月14日に提出されています。
主な事業
大村紙業株式会社は、段ボールの製造・販売を主力事業としています。特に、小ロット多品種・短納期への対応力が強みで、顧客のニーズに合わせたきめ細かなサービスを提供しています。その他にも、ラベルや包装資材の製造・販売も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は4,369百万円と、前年同期比7.4%増加しました。営業利益は260百万円、経常利益は265百万円と、それぞれ前年同期比で14.8%増加しています。また、四半期純利益も176百万円と19.9%の増加となっており、収益性の向上が見られます。
売上・利益の推移
最近3年間の売上高は5,424百万円、4,069百万円、4,369百万円と推移しており、段ボールの需要は安定的に推移しています。一方で、経常利益は26百万円、231百万円、265百万円と増加傾向にあり、コスト管理の効率化が進んでいることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
大村紙業は単体の四半期財務諸表を作成しているため、連結ベースの情報はありません。従って、以下の情報は単体ベースのものとなります。
資産の部
当第3四半期末の総資産は7,690百万円と、前事業年度末に比べ420百万円増加しました。現金及び預金が190百万円、受取手形及び売掛金が110百万円、有形固定資産が227百万円増加したことが主な要因です。
負債の部
負債合計は2,684百万円と、前事業年度末に比べ263百万円増加しました。支払手形及び買掛金の増加などが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は5,006百万円と、前事業年度末に比べ157百万円増加しています。利益剰余金が増加したことが主な要因です。
ROAとROE
大村紙業の最近3年間のROAは3.7%、3.2%、3.5%と推移しています。ROEは4.3%、3.0%、3.5%と推移しています。これらの指標は概ね良好な水準を維持しており、収益性と効率性が向上していることがうかがえます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的に確保されていると考えられます。また、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローの支出も一定水準にあり、全体としてバランスの取れたキャッシュ・フロー構造を維持しているものと推察されます。
配当の支払額
大村紙業は年1回の期末配当を行っており、2023年6月29日開催の定時株主総会において、1株当たり10円の配当が決議されました。この配当は2023年3月31日を基準日としたものです。
今後の展望
大村紙業は、小ロット多品種・短納期への対応力が強みであり、今後も地域密着型経営を徹底して、顧客ニーズにきめ細かに対応していく方針です。また、営業面での様々な取り組みを通じて、受注量の増加と安定経営の実現を目指していきます。管理面でも本社集中管理システムの充実を図り、経営効率の向上を目指しています。これらの施策により、更なる業績拡大が期待されます。
編集部のまとめ
大村紙業は段ボール事業を中心とした堅調な業績を維持している企業です。同社の強みは、顧客ニーズに合わせた小ロット多品種・短納期への対応力にあります。今期の業績も前年同期比で増収増益と順調で、収益性も向上しています。今後も地域密着型経営を推進し、さらなる成長が期待されます。また、同社は株主還元にも積極的で、1株当たり10円の期末配当を行っています。大村紙業の決算は、安定成長を続ける企業として注目に値するでしょう。
大村紙業株式会社の決算日や配当についてまとめました。
大村紙業株式会社の決算日は3月31日で、会計期間は4月1日から翌年3月31日までです。同社は年1回の期末配当を行っており、2023年6月29日開催の定時株主総会で1株当たり10円の配当が決議されました。同社は段ボールの製造・販売を中心に事業を展開しており、小ロット多品種・短納期への対応力が強みとなっています。今期は増収増益と順調な業績を示しており、今後の更なる成長が期待されます。