笹徳印刷株式会社の第75期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

印刷・事務機器関連
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、2024年2月14日に提出された笹徳印刷株式会社の第2四半期四半期報告書をご紹介します。笹徳印刷は、印刷事業を主力とする企業で、愛知県に本社を置いています。現在、東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所メイン市場に上場しております。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 笹徳印刷株式会社
証券コード: E38898
決算期: 6月

笹徳印刷株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

笹徳印刷の決算日は6月30日で、第2四半期は12月31日に終了しています。決算報告書は四半期ごとに提出されており、今回は2023年7月1日から12月31日までの第2四半期の業績が発表されました。

主な事業

笹徳印刷の主な事業は、パッケージング事業とコミュニケーション事業です。パッケージング事業では、食品関連の商品包装、化粧品など、幅広い分野のパッケージ製品を提供しています。コミュニケーション事業では、出版物や広告・販促物など、企業のコミュニケーション活動をサポートしています。また、デジタルを活用した新しいコンテンツ商品の開発にも注力しており、環境にやさしい製品の提供にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期の業績は、売上高65億99百万円営業利益2億1百万円経常利益2億15百万円親会社株主に帰属する四半期純利益1億49百万円となりました。売上高は前年同期比で増加し、各利益指標も堅調に推移しています。利益面では、原材料価格高騰の影響を受けつつも、販売活動の強化や生産性向上などの収益改善策により、営業利益率3.1%を確保しています。

売上・利益の推移

同社は前期まで四半期連結財務諸表を作成していなかったため、前年同期との比較はできませんが、通期ベースで見ると、2023年6月期の売上高は150億円を超えており、中期的には堅調に推移しています。利益面でも、新型コロナの影響が和らぐ中で、経常利益は13億円と、前期から大幅に増加しています。今後も、パッケージング需要の増加やデジタル関連の需要取り込みなどを通じて、着実な成長が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

2023年12月31日時点の総資産は151億34百万円と、前期末に比べ3億23百万円増加しています。流動資産は66億45百万円、固定資産は84億88百万円となっています。受取手形・売掛金やたな卸資産などが増加しているほか、投資有価証券の時価評価によって増加しています。

負債の部

負債総額は62億46百万円となっています。流動負債が47億6百万円、固定負債が15億40百万円です。支払手形・買掛金や借入金などが減少傾向にあり、財務体質の改善が進んでいます。

純資産の部

純資産は88億87百万円と、前期末から6億84百万円増加しています。自己資本比率は58.7%と、健全な水準を維持しています。利益剰余金や自己株式の減少などが主な増加要因です。

ROAとROE

同社のROA(総資産経常利益率)は1.4%、ROE(自己資本利益率)は3.0%となっています。前期と比べてROAはほぼ横ばいですが、ROEは改善傾向にあります。これは、利益の増加に加えて、自己株式の処分などによる株主資本の増加によるものです。今後は、さらなる収益力の向上と、より効率的な資金運用による指標の改善が期待されます。

キャッシュフロー

当第2四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス3億13百万円、投資活動によるキャッシュ・フローがマイナス1億3百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが1億32百万円となっています。営業活動では、法人税等の支払いが大きく影響しています。一方、自己株式の処分による収入もあり、全体としては期末の現金及び現金同等物は16億65百万円と、健全な水準を維持しています。

配当の支払額

同社は、第2四半期末の配当金として1株当たり8円の中間配当を実施する予定です。前期の年間配当金10円に比べ増額となっており、株主還元の強化に取り組んでいます。安定した収益基盤の構築と、株主の皆様への利益還元のバランスを意識しながら、今後も積極的な配当政策を展開していくことが期待されます。

今後の展望

同社は2026年を目標とする中期経営計画の策定に取り組んでおり、「コミュニケーション」と「包む」技術で新しい感動を創造し、未来につなげていくことを掲げています。具体的には、環境に配慮したパッケージの開発やデジタルを活用したコンテンツの拡充などに注力し、事業ポートフォリオの転換を推進しています。また、省人化や生産性向上などの対策により、収益力の向上にも取り組んでいます。今後の業績動向に期待が高まります。

編集部のまとめ

この度の笹徳印刷の第2四半期決算報告は、売上高や利益の増加など、好調な業績を示しています。パッケージング需要の取り込みやデジタル化への対応など、事業構造の転換にも着手しており、持続的な成長に向けて着実に歩みを進めているといえます。また、配当の増額など、株主還元策の強化にも注力しており、企業価値の向上に努めていることが伺えます。今後も、環境対応やデジタル化などの変化に柔軟に対応しつつ、収益基盤の拡大を目指していくことが期待されます。

笹徳印刷株式会社の決算日や配当についてまとめました。

笹徳印刷の決算日は6月30日で、第2四半期は12月31日に終了しています。今回は、第2四半期の業績が発表されました。配当については、1株当たり8円の中間配当を実施する予定で、前期より増額しています。株主還元の強化に取り組んでいるようです。

タイトルとURLをコピーしました