株式会社エイトレッドの最新の四半期決算報告をご紹介します。同社は、ワークフローの分野で事業を展開する優良企業です。短期的に見ても、ワークフロー需要の高まりを背景に売上と利益が堅調に推移している様子が分かりますので、中長期的な成長にも期待が持てそうです。
企業情報
企業名: 株式会社エイトレッド
証券コード: E32825
決算期: 3月
株式会社エイトレッドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社エイトレッドの決算日は3月31日です。第3四半期決算は、2023年12月31日が基準日となっています。
主な事業
株式会社エイトレッドは、ワークフローソフトウエアの開発・販売を主な事業としています。業務の効率化や生産性向上の支援を目的としたワークフローソフトを提供しており、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に寄与しています。パッケージソフトとクラウドサービスを展開しており、幅広い顧客ニーズに応えられる体制を構築しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高18億12百万円、営業利益7億52百万円と、前年同期比で増収増益を達成しています。利益率も高水準を維持しており、営業利益率41.5%と極めて健全な経営状況といえます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は年々増加傾向にあり、利益面でも堅調に推移しています。特に直近の第3四半期累計期間では、前年同期比で売上高11.6%増、営業利益4.3%増と、好調な結果となりました。
四半期連結貸借対照表について
当社の財務状況は極めて健全です。直近の第3四半期会計期間末の総資産は53億74百万円と前期末から3億47百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が42億54百万円と手元流動性が厚く、またソフトウエアが5億44百万円と、自社製品への投資も活発に行っています。
負債の部
負債の部は9億83百万円と、純資産比率は80.8%と非常に財務的に健全な状態を維持しています。
純資産の部
純資産は43億90百万円と、前期末から3億31百万円増加しました。利益剰余金が31億1百万円と内部留保も蓄積されています。
ROAとROE
収益性の指標であるROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)は、ともに高水準を維持しています。特にROEは12.2%と高い水準にあり、株主価値の向上につながっていると言えます。これは、高い利益率と効率的な資産運用が寄与しているものと考えられます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローも非常に健全な状態が続いています。営業キャッシュ・フローがプラスの8億84百万円を計上しており、新製品開発などの投資にも充当できる水準を維持しています。また、財務キャッシュ・フローはマイナスながら、これは主に配当金支払いによるものです。
配当の支払額
株主還元としての配当も着実に行われています。当期の第2四半期末配当は1株当たり13円、通期の年間配当見通しは26円と、前期から1円増配となっています。
今後の展望
今後も、ワークフロー需要の高まりを取り込み、売上と利益の拡大を目指していく方針です。特に、クラウドサービスの拡大に注力し、顧客の利便性向上と自社の収益性向上を両立させていく考えです。また、製品の機能強化にも注力し、競争力の維持・向上を図っていきます。
編集部のまとめ
株式会社エイトレッドは、ワークフローソフトウエアのリーディングカンパニーとして順調な業績を維持しています。直近の第3四半期決算では、売上高、営業利益ともに前年同期比で増加しており、高い収益性と健全な財務状況を示しています。今後も、クラウドサービスの拡大や製品の機能強化に注力し、企業価値の向上につなげていく方針のようです。
株式会社エイトレッドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社エイトレッドの決算日は3月31日で、第3四半期決算は2023年12月31日が基準日となっています。また、配当については年間26円を予定しており、株主還元も着実に行われています。