株式会社イノベーションの2023年12月期第3四半期決算が発表されました。売上高は3,375,621千円と前年同期比で微減したものの、利益の水準は高く保たれ、経営指標も好調に推移していることがわかりました。この記事では、株式会社イノベーションの決算内容と今後の展望について詳しく解説していきます。
企業情報
企業名: 株式会社イノベーション
証券コード: E32766
決算期: 3月期
株式会社イノベーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社イノベーションの決算日は3月31日です。毎年5月に期末決算、2月に第3四半期決算の発表を行っています。
主な事業
株式会社イノベーションは、法人向けにオンラインメディア事業、ITソリューション事業、金融プラットフォーム事業、VCファンド事業の4つの事業を展開しています。創業以来培ってきた営業、マーケティング、テクノロジーのノウハウを活用し、企業の「働く」を変えるサービスの提供を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,375,621千円、営業利益311,766千円、経常利益315,882千円、親会社株主に帰属する四半期純利益208,153千円となりました。前年同期比では売上高は微減したものの、利益水準は高い水準を維持することができています。
売上・利益の推移
当社の売上高は、直近3期では3,375,621千円から3,396,276千円の水準で推移しています。利益面では、経常利益が315,882千円、親会社株主に帰属する四半期純利益が208,153千円と前年同期比で20%程度減少しているものの、引き続き高水準を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社イノベーションの四半期連結貸借対照表は、健全な財務体質を示しています。
資産の部
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は4,078,419千円となり、前連結会計年度末に比べ283,384千円増加しています。主な増加要因は、現金及び預金、受取手形及び売掛金、営業投資有価証券の増加などです。
負債の部
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は647,117千円と、前連結会計年度末に比べ32,488千円増加しています。主な増加要因は、買掛金、賞与引当金の増加などによるものです。
純資産の部
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は3,431,302千円と、前連結会計年度末に比べ250,896千円増加しています。これは主に資本金、資本剰余金の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものです。
ROAとROE
株式会社イノベーションのROA(総資産利益率)は8.0%、ROE(自己資本利益率)は7.8%となっています。前期と比べてROAは低下したものの、ROEは概ね高水準を維持しており、収益性と効率性の両面で健全な経営指標といえます。
キャッシュフロー
株式会社イノベーションは、営業活動によるキャッシュ・フローが安定的な黒字を計上しており、投資活動によるキャッシュ・フローも堅調に推移しています。財務活動によるキャッシュ・フローでは配当金の支払いなどにより減少しています。全体としては経営活動の健全性が維持されていると評価できます。
配当の支払額
株式会社イノベーションは、年間配当金を38円から39円に増額し、着実な配当政策を継続しています。この水準は業績に応じた適切な配当水準だと考えられます。
今後の展望
株式会社イノベーションは、オンラインメディア事業やITソリューション事業、金融プラットフォーム事業を中心に事業を拡大していく方針です。技術革新やニーズの変化に柔軟に対応しながら、企業の働き方改革をサポートする新しいサービスの開発にも取り組んでいきます。
編集部のまとめ
株式会社イノベーションの2023年12月期第3四半期決算は、売上高は微減したものの、利益水準は高水準を維持しており、健全な財務体質を維持しています。今後も技術力とノウハウを生かし、企業の働き方改革を支えるサービスの提供に注力していくと期待されます。
株式会社イノベーションの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イノベーションの決算日は3月31日で、毎年5月に期末決算、2月に第3四半期決算の発表を行っています。配当金も毎期安定的に支払われており、今期は年間39円の配当を実施しています。企業価値の向上と株主還元のバランスが取れた経営がなされていると評価できます。