株式会社マクロミルの決算報告が発表されました。業績は堅調に推移し、売上収益は前年同期比7.9%増の22,095百万円、営業利益は2,377百万円と前年同期比14.2%減となりました。
今期も中期経営計画を着実に実行し、市場競争力の強化と収益性の向上に取り組んでいきます。
企業情報
企業名: 株式会社マクロミル
証券コード: 39780
決算期: 2023年6月期第2四半期
株式会社マクロミルの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社マクロミルは6月が決算期となっており、第2四半期決算を2023年12月31日に発表しました。
今回の決算報告は2023年7月1日から同年12月31日までの第2四半期連結累計期間の業績となります。
主な事業
株式会社マクロミルはマーケティングリサーチ事業を主軸に、主にオンラインおよびデジタルリサーチ、コンサルティング、グローバルなリサーチサービスを展開しています。
日本およびグローバルでのマーケティング支援サービスを通じて、企業のマーケティング活動の最適化に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
今期の第2四半期連結累計期間の売上収益は22,095百万円と前年同期比7.9%増加しました。
営業利益は2,377百万円で前年同期比14.2%減となりましたが、引き続き高い収益性を維持しています。
また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は888百万円となりました。
売上・利益の推移
直近の売上収益は堅調に推移しており、前年同期比7.9%増加しました。
一方で、営業費用の増加により営業利益は前年同期比14.2%減少しましたが、営業利益率は10.8%と高い水準を維持しています。
今後も安定的な収益基盤の構築に取り組み、売上および利益の拡大を目指していきます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は90,482百万円となり、前連結会計年度末比3,671百万円減少しました。
負債合計は47,771百万円で、前連結会計年度末比4,052百万円減少しています。
純資産合計は42,711百万円と、前連結会計年度末比380百万円増加しました。
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は90,482百万円となり、前連結会計年度末比3,671百万円減少しました。
この主な要因は、現金及び現金同等物の減少5,770百万円がありましたが、営業債権及びその他の債権の増加1,907百万円、使用権資産の増加798百万円、のれんの増加689百万円などがあったためです。
負債の部
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は47,771百万円で、前連結会計年度末比4,052百万円減少しました。
これは主に、社債及び借入金の減少5,026百万円によるものです。
純資産の部
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は42,711百万円となり、前連結会計年度末比380百万円増加しました。
これは主に、四半期利益1,421百万円の計上があったものの、配当金の支払820百万円などがあったためです。
ROAとROE
当第2四半期連結累計期間のROA(総資産利益率)は4.2%となり、前年同期比3.9ポイント減少しました。
ROE(自己資本利益率)は4.2%と前年同期比3.9ポイント減少しています。
これは主に、親会社の所有者に帰属する四半期利益が前年同期比27.1%減少したことによるものです。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,719百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが381百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが7,114百万円の支出となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物は期首より5,770百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には12,484百万円となりました。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間における配当金の支払額は420百万円となりました。
1株当たりの配当金は11円です。
また、基準日2023年12月31日の中間配当として1株当たり12円の配当が決議されています。
今後の展望
株式会社マクロミルは2023年8月に新たな中期経営計画を発表し、2026年6月期までの3年間において事業規模と利益の拡大を目指しています。
主力事業であるオンラインおよびデジタルリサーチの成長回帰、アジア地域での事業拡大、データコンサルティングやプラットフォーム型ソリューションの推進など、収益力の強化に取り組んでいきます。
引き続き、企業価値の向上と株主還元の充実に努めていくことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社マクロミルの第2四半期決算は、売上高が前年同期比7.9%増加するなど好調な業績を維持しました。
営業利益率も10.8%と高水準を保っており、収益性の高い事業基盤が確立されています。
今後も中期経営計画に沿って事業の拡大と収益力の向上に取り組み、株主還元の充実も期待されます。
株式会社マクロミルの決算日や配当についてまとめました。
株式会社マクロミルの決算期は6月で、第2四半期決算を2023年12月31日に発表しました。
当期の配当金は1株当たり11円、さらに中間配当として12円の配当が決議されています。
今後も安定的な配当政策を維持し、株主への利益還元に努めていくことが期待されます。