株式会社ユーザーローカルの2023年第2四半期決算が発表されました。売上高は1,876百万円と前年同期比19.5%の増加となり、経常利益は857百万円と29.4%の増加を記録しました。ビッグデータ分析やAI技術を活用したサービス開発に注力し、安定した業績を維持している企業です。
企業情報
企業名: 株式会社ユーザーローカル
証券コード: 39840
決算期: 2023年6月期
株式会社ユーザーローカルの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ユーザーローカルの決算日は6月30日です。第2四半期決算は12月31日となっています。
主な事業
株式会社ユーザーローカルはビッグデータ解析とAI技術を活用したクラウドサービスの提供を主な事業としています。代表的なサービスに「User Insight」「Social Insight」「Support Chatbot」があり、企業のマーケティング支援やカスタマーサポートの自動化など、デジタル化を支援しています。
今期の業績と利益率は?
当期の売上高は1,876百万円と前年同期比19.5%の増加となりました。経常利益は857百万円と29.4%の増加を記録し、高い利益率を維持しています。積極的な研究開発投資や営業体制の強化が業績拡大につながっています。
売上・利益の推移
株式会社ユーザーローカルは過去3年連続で増収増益を達成しており、安定的な業績成長を続けています。特に売上高は2023年6月期には1,876百万円まで拡大しました。一方で、経常利益率も45.7%と非常に高い水準を維持しており、高収益性を誇る企業といえます。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ユーザーローカルは単体での決算を行っているため、四半期連結貸借対照表は作成されていません。しかし、四半期単体の貸借対照表を確認すると、資産・負債・純資産のバランスが良好であることがわかります。
資産の部
当第2四半期末の総資産は7,738百万円となっています。現金及び預金が6,956百万円と大部分を占めており、企業の財務体質の健全性が伺えます。
負債の部
負債合計は832百万円と小さく、主な内訳は未払法人税等の307百万円です。財務リスクは非常に低い水準にあると言えます。
純資産の部
純資産は6,905百万円と大幅に増加しています。利益剰余金が4,586百万円と企業の内部留保が着実に積み上がっています。自己資本比率も89.2%と非常に高く、財務基盤は極めて強固と言えるでしょう。
ROAとROE
株式会社ユーザーローカルのROAは11.1%、ROEは16.7%となっています。両指標とも高水準を維持しており、効率的な資産運用と株主資本の活用によって高収益を上げていることがわかります。今後も安定的な成長が期待できる企業です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは644百万円の収入となり、前年同期比23.7%の増加となりました。投資活動及び財務活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっています。現金及び預金の四半期末残高は6,956百万円と、極めて手厚い流動性を確保しています。
配当の支払額
株式会社ユーザーローカルは前期に4円/株の配当を実施しており、当期においても同水準の配当の支払いを行う予定です。企業成長と株主還元のバランスを取りながら、株主の皆様への還元にも力を入れています。
今後の展望
株式会社ユーザーローカルはAI・ビッグデータ分野でのさらなるサービス拡充に注力していく方針です。ChatGPTなどの対話型AI技術との連携強化や、ビッグデータ分析とAIを融合させた新サービスの開発にも取り組んでいきます。企業のDX支援を通じて、今後も高い成長が期待できる企業だと言えでしょう。
編集部のまとめ
株式会社ユーザーローカルは、ビッグデータ解析とAI技術を活用したクラウドサービスを提供する高成長企業です。第2四半期は売上高1,876百万円、経常利益857百万円と大幅な増収増益を達成しました。財務体質も極めて健全で、ROAやROEも高水準を維持しています。今後もAI・ビッグデータ分野での新サービス開発に注力し、企業のDX支援を通じた成長が期待できる銘柄だと言えるでしょう。
株式会社ユーザーローカルの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ユーザーローカルの決算日は6月30日、第2四半期決算は12月31日です。配当は前期4円/株を計画しており、株主還元にも力を入れています。高収益性と成長性を持つ企業として今後の業績に注目が集まるでしょう。