テモナ株式会社の2024年3月期第2四半期決算が発表されました。売上高は959,332千円と前年同期比で23.0%減少しましたが、各種施策を進めることで収支が改善傾向にあります。今後の事業展開にも注目が集まっています。
企業情報
企業名: テモナ株式会社
証券コード: 39850
決算期: 9月30日
テモナ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
テモナ株式会社の決算日は9月30日です。 決算発表は11月中旬に行われ、四半期報告書は2024年5月14日に提出されました。
主な事業
テモナ株式会社は、EC支援事業とエンジニアリング事業を展開しています。EC支援事業では、サブスクリプションビジネスに特化したECサイトの構築やサブスクリプションビジネスの運営支援サービスを提供しています。一方、エンジニアリング事業では、システム開発の受託サービスやソフトウェアエンジニアリングサービスを手がけています。これらの事業を通じて、顧客企業の事業成長に貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が959,332千円と前年同期比で23.0%減少しました。その一方で、営業損失は31,142千円、経常損失は32,068千円となり、前年同期に比べ損失額が縮小しています。これは、人件費や外注費の減少などにより収支が改善傾向にあるためです。利益率も徐々に上がってきていることが特徴的です。
売上・利益の推移
テモナ株式会社の売上高は、前年同期の1,245,326千円から959,332千円に減少しました。利益面では、営業損失が34,343千円から31,142千円に改善し、経常損失も29,466千円から32,068千円に改善しています。収支の改善に向けて、各種施策を展開した成果が出始めていると評価できます。
四半期連結貸借対照表について
テモナ株式会社の当第2四半期連結会計期間末における総資産は2,058,432千円となり、前連結会計年度末比で196,107千円減少しました。負債は990,915千円と172,241千円減少し、純資産は1,067,516千円と前連結会計年度末比で23,866千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,005,787千円と前連結会計年度末比で194,758千円減少しています。これは主に借入金の返済によるものです。一方で、ソフトウェアなどの無形固定資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が482,403千円と前連結会計年度末比で101,032千円減少しています。これにより、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が848,973千円と前連結会計年度末比で26,228千円減少しています。これは四半期純損失の計上によるものです。一方で、自己資本比率は50.1%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期の△1.2%から△1.3%に低下しました。一方で、ROEは前期の△2.6%から△2.5%に改善しています。収支改善の取り組みにより、収益性が徐々に高まってきているのがうかがえます。今後はこの改善傾向を維持し、さらに収益力を高めることが重要になってくるでしょう。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは21,595千円の支出となりました。これは主に税金等の支払いによるものです。投資活動では75,730千円の支出、財務活動では97,432千円の支出となりました。全体としてキャッシュ・ポジションは減少傾向にあるため、引き続き収支改善に注力する必要がありそうです。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間において、テモナ株式会社は配当の支払いを行っていません。今後の業績動向を見ながら、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
テモナ株式会社は、サブスクリプションビジネスに特化したサービスの拡充を進めています。さらに、ターゲット領域の拡大とサブスクバリューチェーンの強化に取り組むことで、成長につなげていく計画です。収支改善の歩みを着実に進め、企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
テモナ株式会社の2024年3月期第2四半期決算は、収支面での改善が見られる結果となりました。売上高は減少したものの、経常損失や営業損失が縮小しており、収益性の向上に向けた取り組みが功を奏し始めています。今後はさらなる成長に向けた取り組みが注目されます。配当については、今期は見送りですが、業績の回復に合わせて検討されていくことが期待されます。
テモナ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
テモナ株式会社の決算日は9月30日で、四半期報告書の提出は2024年5月14日でした。また、当第2四半期連結累計期間では配当の支払いは行われていません。今後の業績回復と合わせて、株主還元策の検討が期待されています。