シェアリングテクノロジー株式会社の決算報告が公開されました。暮らしのお困りごとを解決するサービスを展開する同社は、売上や利益が前年同期から大きく伸ばしてきています。今期も堅調な業績が続いており、さらなる成長が期待できそうです。
企業情報
企業名: シェアリングテクノロジー株式会社
証券コード: 39890
決算期: 2023年10月1日〜2024年9月30日
シェアリングテクノロジー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
シェアリングテクノロジー株式会社の決算期は9月30日で、通常の年次決算に加え、第1四半期、第2四半期、第3四半期の四半期決算を公表しています。今回公開された決算は2023年10月1日から2023年12月31日までの第1四半期の決算となります。
主な事業
シェアリングテクノロジー株式会社は、オンラインプラットフォームを通じてユーザーと地域の事業者を結びつけ、暮らしのお困りごとを解決するサービスを提供しています。家事、リフォーム、ペットケアなど、日常生活の中で発生する様々な課題に対して、最適な専門家を見つけて依頼できる仕組みを構築しています。このシェアリングをコンセプトとした事業は、ユーザーの利便性を高めるとともに、地域の事業者の受注獲得にも貢献しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上収益が1,734,025千円と前年同期比で34.1%増と大きく伸長しました。一方で、営業利益は374,429千円と前年同期比で70.0%増と大幅に改善しています。これにより、営業利益率は21.6%と高い水準を維持しており、同社の強い収益力が確認できます。
売上・利益の推移
シェアリングテクノロジー株式会社は、過去数年にわたり売上高、利益ともに順調に増加してきました。売上高は2022年9月期の6,228,667千円から、今期の第1四半期では1,734,025千円と大きく伸長しています。同様に、経常利益も2022年9月期の1,338,154千円から、今期第1四半期では378,411千円と大幅に増加しています。着実な事業拡大と収益力の向上が続いていることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
同社の連結貸借対照表を見ると、資産合計は4,324,063千円と前期末比で4.8%増となっています。資産の主な内訳は、現金及び現金同等物が2,195,695千円、営業債権及びその他の債権が754,218千円となっています。一方の負債合計は1,792,117千円と前期末比で7.5%減しています。自己資本比率は58.2%と健全な水準を維持しており、財務基盤の強化が進んでいます。
ROAとROE
シェアリングテクノロジー株式会社のROA(総資産利益率)は、前期の32.4%から当第1四半期では8.7%となっています。一方でROE(自己資本利益率)は、前期の57.9%から当第1四半期では10.9%と低下しています。これは主に利益の増加率が資産や自己資本の増加率を上回ったためと考えられます。今後も高い収益性を維持しつつ、更なる資本効率の向上にも期待が持てそうです。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが373,147千円の増加となりました。これは主に、税引前四半期利益が378,411千円と好調だったことによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは5,742千円の減少となり、財務活動によるキャッシュ・フローも23,475千円の減少となっています。全体としては現金及び現金同等物が343,929千円増加し、期末時点で2,195,695千円となりました。
配当の支払額
今回の決算では、配当の実施に関する情報は開示されていません。シェアリングテクノロジー株式会社は成長段階にあり、これまで配当は行っていません。今後、業績の更なる向上に伴い、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
シェアリングテクノロジー株式会社は、暮らしのお困りごとを解決するサービスの拡大に注力しています。今後も顧客基盤の拡大と収益性の向上が期待できる事業モデルを推進していく方針です。また、積極的なM&A戦略によって事業領域の拡大も視野に入れています。引き続き成長軌道を維持し、中長期的な企業価値の向上につなげていくことが重要となります。
編集部のまとめ
シェアリングテクノロジー株式会社の決算は、売上や利益が順調に拡大しており、事業基盤の強化が進んでいることが確認できました。高い収益性と健全な財務体質を維持しながら、今後も持続的な成長を目指していくことが期待されます。配当や株主還元策についても、今後の動向に注目が集まるでしょう。
シェアリングテクノロジー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
シェアリングテクノロジー株式会社の決算日は9月30日で、年4回の四半期決算を実施しています。本決算は2023年10月1日から2023年12月31日までの第1四半期の決算となります。一方で、配当については今回の決算では情報がなく、今後の展開に注目が集まります。同社は成長段階にあり、引き続き収益力の向上と企業価値の向上に取り組んでいくことが期待されます。