ウォンテッドリー株式会社の2023年11月期第1四半期決算をご紹介します。売上高1,168百万円、営業利益394百万円と前年同期比で増収増益となりました。
就労者の転職活動や学生の就職活動が多様化する中、同社のビジネスSNSサービスが堅調に推移しています。
今後も新規事業領域の「Engagement Suite」の提供を進め、さらなる成長が期待されます。
企業情報
企業名: ウォンテッドリー株式会社
証券コード: 39910
決算期: 8月31日
ウォンテッドリー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ウォンテッドリー株式会社の決算日は8月31日となります。
決算発表は11月頃に行われ、四半期決算は2、5、8、11月頃に発表されます。
主な事業
ウォンテッドリー株式会社は、ビジネスSNSサービス「Wantedly」を主力事業としています。
「Wantedly」は企業と個人をつなぐ採用支援サービスで、企業は自社の魅力を発信し、個人ユーザーは企業情報を閲覧し、気になる企業とコンタクトを取れるプラットフォームを提供しています。
また、新規事業として「Engagement Suite」の展開にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高1,168百万円、営業利益394百万円と前年同期比で増収増益となりました。
営業利益率は33.7%と高水準を維持しており、同社の収益性の高さが窺えます。
売上・利益の推移
ウォンテッドリー株式会社は、過去3年間着実に売上高を伸ばしてきました。
前期は4,746百万円の売上を計上し、今期第1四半期も1,168百万円と好調な推移となっています。
また、営業利益も前年同期比14.2%増の394百万円と、高い収益性を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
ウォンテッドリー株式会社の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計は4,229百万円、負債合計は1,022百万円、純資産は3,207百万円となっています。
健全な財務体質を維持していることがわかります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が3,493百万円と手元流動性が高い状態です。
また、売掛金が271百万円となっており、売上債権の管理も適切に行われていると言えます。
負債の部
負債の部では、未払金が178百万円、契約負債が552百万円となっています。
契約負債の残高は、前期末から34百万円減少しており、顧客への先行収受金の消化が進んでいることがうかがえます。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が2,601百万円と蓄積されており、自己資本比率は75.7%と高水準を維持しています。
財務の健全性が高いことが確認できます。
ROAとROE
ウォンテッドリー株式会社のROA(総資産利益率)は、前期は9.4%、当第1四半期は年換算で9.3%と高い水準を維持しています。
また、ROE(自己資本利益率)は前期104.9%、当第1四半期は年換算で30.4%となっており、効率的な資本運用を行っていることがわかります。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが237百万円のプラスとなっています。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが21百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが190百万円のマイナスとなっています。
全体として207百万円の減少となりました。
配当の支払額
当第1四半期では、1株当たり20円の配当を実施しました。
前期の配当金は1株当たり104.84円で、連続して高水準の配当を実現しています。
今後も安定的な配当政策を維持していくと考えられます。
今後の展望
ウォンテッドリー株式会社は、主力の「Wantedly」サービスの継続的な開発・改善に加え、新規事業領域の「Engagement Suite」の提供を進めています。
ビジネスSNSを中心とした採用支援サービスの拡大と、新規サービスの開発により、さらなる成長が期待されます。
今後も、企業と個人をつなぐプラットフォームとしての地位を強化していくことが重要だと考えられます。
編集部のまとめ
ウォンテッドリー株式会社は、主力の「Wantedly」サービスが好調に推移し、当第1四半期も増収増益を達成しました。
高い収益性と健全な財務体質を維持しており、新サービスの展開にも積極的に取り組んでいることから、今後の成長が期待できる企業と言えるでしょう。
同社の更なる飛躍に注目していきたいと思います。
ウォンテッドリー株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ウォンテッドリー株式会社の決算日は8月31日で、四半期決算は2、5、8、11月頃に発表されます。
当第1四半期では1株当たり20円の配当を実施しており、今後も安定的な配当政策を維持していくと考えられます。