株式会社ニーズウェルの2024年9月期第2四半期決算を発表しましたので、その内容をご紹介いたします。
同社は、DXやシステム開発、ITインフラといった幅広い事業を手がけており、今期も大きな成長を遂げています。
企業情報
企業名: 株式会社ニーズウェル
証券コード: E33367
決算期: 2024年9月期
株式会社ニーズウェルの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ニーズウェルの決算は9月30日が決算日となっています。第2四半期決算は2024年3月31日が基準日となります。
主な事業
株式会社ニーズウェルは、ソフトウェア開発を中心に、IT基盤構築や各種ソリューションなどの事業を展開しています。特に金融、公共、通信などの分野で強みを発揮しており、国内有数のITサービス企業として高い評価を得ています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は4,826,626千円と、前年同期比15.4%増と大幅な増収となりました。
売上総利益は1,139,837千円と12.2%増、営業利益は697,586千円と21.7%増と、いずれも高い成長率を示しています。
このように売上高、利益ともに好調に推移し、営業利益率は14.5%と高水準を保っています。
売上・利益の推移
同社の売上高は、直近4期連続で増加基調にあります。
特に当期は経済の回復基調を受けてITサービス需要が高まり、売上高が大きく伸長しています。
利益面でも、業務効率化や付加価値の向上により、営業利益、経常利益ともに順調に増加してきました。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末時点の総資産は6,024,974千円となっており、前期末に比べて76,991千円増加しています。
資産の増加は主に、受取手形・売掛金の増加によるものです。
一方、負債合計は1,900,931千円と前期末から333,123千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が2,062,399千円と大きな残高を確保しています。
また、受取手形・売掛金が2,154,437千円と増加しており、事業が順調に推移していることがうかがえます。
負債の部
負債の部では、買掛金が715,330千円と増加しています。一方で、未払金が193,418千円と大幅に減少しています。
この結果、流動比率は215.6%と高い水準を維持しており、財務の健全性も高いと言えます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が908,446千円、資本剰余金が793,386千円となっています。
また、利益剰余金は2,911,244千円と着実に積み上がってきており、財務基盤の強化が進んでいます。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は11.8%、ROE(自己資本利益率)は12.3%と、ともに高い水準を維持しています。
これは、高収益体質を維持しつつ、投資効率を高めてきたことが要因です。
今後も、事業基盤の強化と収益力の向上により、ROAやROEの一層の改善が期待されます。
キャッシュフロー
当期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが189,015千円のプラスとなりました。
一方で、投資活動によるキャッシュフローは286,703千円のマイナスとなっており、子会社株式の取得などに積極的に投資を行っています。
財務活動では配当金の支払いなどにより260,694千円のマイナスとなりました。
全体としては358,382千円の減少となっています。
配当の支払額
株式会社ニーズウェルは、株主還元を重視しており、2024年9月期の年間配当予想は1株当たり18円と、前期の16円から増配を予定しています。
配当性向の目安も35%と引き上げられており、株主への還元をさらに強化する方針です。
今後の展望
株式会社ニーズウェルは、今後もソフトウェア開発やIT基盤構築、各種ソリューションなど、事業領域の拡大に注力していく方針です。
また、優秀な人材の確保やグループ企業との連携強化など、企業価値向上への取り組みも積極的に進めていきます。
これらの施策を通じて、持続的な成長と収益力の向上を図っていく考えです。
編集部のまとめ
株式会社ニーズウェルは、当期も大幅な増収増益を達成し、高い収益性を維持していることが確認できました。
財務面でも、高い自己資本比率と安定したキャッシュフローを維持しており、今後の事業展開に十分な資金力を備えていると評価できます。
また、株主への利益還元にも積極的に取り組んでおり、投資家の期待にも応えられる企業だと言えでしょう。
株式会社ニーズウェルの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ニーズウェルの決算日は9月30日です。
また、2024年9月期の年間配当予想は1株当たり18円と、前期から増配される見込みです。
同社は株主還元を重視しており、今後も安定した配当を継続していくと考えられます。