株式会社ヘッドウォータースの2024年度第1四半期決算が公開されました。売上高は前年同期比17.3%増加の708,367千円となり、経常利益は前年同期比112.8%増加の131,605千円と大幅な増益となりました。アナリストの多くが期待していた通りの良好な決算内容となっています。
企業情報
企業名: 株式会社ヘッドウォータース
証券コード: E35941
決算期: 12月期
株式会社ヘッドウォータースの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ヘッドウォータースの決算日は12月31日です。四半期決算(第1四半期、第2四半期、第3四半期)は3月31日、6月30日、9月30日が基準日となります。
主な事業
株式会社ヘッドウォータースは、AIソリューション事業を中心に事業を展開しています。具体的には、生成AI、Copilot、エッジAIなどのAI技術を活用したコンサルティングや開発、さらにはDXサービスやSaaS型プロダクトサービスなども提供しています。幅広い業界から引き合いが来ており、直近では大型案件の受注も増加しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高708,367千円(前年同期比17.3%増)、営業利益132,306千円(前年同期比115.9%増)、経常利益131,605千円(前年同期比112.8%増)と大幅な増収増益となりました。経常利益率は18.6%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の業績推移を見ると、売上高は着実に増加しており、2023年度は23億1,500万円を突破しています。利益面でも、経常利益は年々増加し、今期第1四半期では13億1,600万円まで到達しています。生成AI等の新技術への投資が奏功し、業績が大きく伸長しているものと評価できます。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は1,440,366千円となっており、前連結会計年度末から146,128千円増加しています。負債は386,736千円で、純資産は1,053,630千円となっています。
資産の部
流動資産が1,375,266千円と大部分を占め、前連結会計年度末から148,770千円増加しています。現金及び預金が104,033千円増加したことが主な要因です。一方、固定資産は65,100千円となっており、前連結会計年度末から2,642千円減少しています。
負債の部
流動負債は386,736千円となっています。未払金が14,340千円、未払法人税等が18,453千円増加したことが主な要因です。固定負債はありません。
純資産の部
純資産は1,053,630千円となっており、前連結会計年度末から91,970千円増加しています。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益89,896千円の計上によるものです。
ROAとROE
当第1四半期連結累計期間のROAは8.9%、ROEは10.3%となっています。前連結会計年度と比べて大幅に上昇しており、収益性が高まっていることがわかります。これは積極的な投資による売上増加と収益性の向上によるものと考えられます。
キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は公表されていませんが、当第1四半期連結会計期間末の現金及び預金残高は1,001,932千円と前連結会計年度末から104,033千円増加しています。営業活動によるキャッシュ・フローの増加が主な要因と考えられます。
配当の支払額
当第1四半期連結累計期間において、株式会社ヘッドウォータースからの配当の支払いはありませんでした。前連結会計年度は無配でしたが、今後の業績拡大に伴い株主還元の強化が期待されます。
今後の展望
株式会社ヘッドウォータースは、生成AI、エッジAI、DXサービスといった先進的なIT技術領域で高い競争力を発揮しています。今後も顧客ニーズに合わせたソリューションの提供を加速させ、持続的な成長が期待できる企業だと評価できます。
編集部のまとめ
株式会社ヘッドウォータースの2024年度第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を大幅に上回る好決算となりました。生成AIやDXサービスなどの先進領域で高い技術力を発揮し、業績を伸ばし続けています。今後も持続的な成長が期待できる企業であり、株主還元の強化にも期待がかかっています。
株式会社ヘッドウォータースの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヘッドウォータースの決算日は12月31日です。四半期決算は3月31日、6月30日、9月30日が基準日となります。当第1四半期の業績は大幅増収増益となり、配当は見送りとなりましたが、今後の株主還元強化に期待がかかっています。