ペイクラウドホールディングス株式会社の最新四半期決算報告をお届けします。キャッシュレス決済事業やマーケティング事業を強化し、業績の拡大に向けて着実に前進しています。ぜひ、この決算の内容をご確認ください。
企業情報
企業名: ペイクラウドホールディングス株式会社
証券コード: E36070
決算期: 2023年8月期
ペイクラウドホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ペイクラウドホールディングス株式会社の決算日は2月末と8月末で、年2回の決算を行っています。2023年8月期第2四半期の決算が本日発表されました。
主な事業
ペイクラウドホールディングス株式会社は、キャッシュレスサービス事業とSaaSを中心としたソリューション事業を手掛けています。独自の決済サービス「PayCloud」の提供や、顧客のDXをサポートするメッセージングサービスなどを展開しています。2024年3月には株式会社クラウドポイントを完全子会社化し、デジタルサイネージ関連事業も加わりました。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は19億9,000万円となり、前年同期比11.7%の減収となりました。一方で、営業利益は8億6,000万円と大幅に増加し、236.9%の増益となりました。主力のキャッシュレスサービス事業の収益性が向上したことで、全体の営業利益率は4.3%まで改善しました。
売上・利益の推移
ペイクラウドホールディングス株式会社の売上高は、2023年8月期第2四半期が19億9,000万円と減少しましたが、前年同期比では11.7%の減少にとどまりました。一方で、営業利益は8億6,000万円と大幅に増加し、通期の業績も好調に推移しています。今後も新規顧客獲得と収益性の向上に注力し、持続的な成長を目指していきます。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の総資産は44億1,900万円となり、前期末から1.7%増加しました。主な増加要因は、現金及び預金の増加などです。一方、負債合計は22億3,500万円と前期末から0.2%減少しました。純資産は21億8,400万円となり、自己資本比率は48.5%と健全な水準を維持しています。
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は24億3,400万円と前期末から3.6%増加しました。主な増加要因は、現金及び預金の増加によるものです。固定資産は19億8,400万円と前期末から3.4%減少しました。
負債の部
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は22億3,500万円と前期末から0.2%減少しました。流動負債は12億9,700万円と前期末から14.3%増加し、固定負債は9億3,800万円と前期末から15.0%減少しました。
純資産の部
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は21億8,400万円と前期末から1.0%増加しました。これは主に、新株予約権の行使によって資本金と資本剰余金が増加したことによるものです。自己資本比率は48.5%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ペイクラウドホールディングス株式会社のROA(総資産利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は-0.7%となりました。ROAは前期の1.9%から改善したものの、ROEは前期の1.5%から低下しています。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上によるものです。今後は収益性の向上とともに資本効率の改善にも注力していく必要があります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが29億7,500万円の収入となりました。これは主に、売上債権の減少によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは8億9,600万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは21億7,700万円の収入となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は19億1,900万円となりました。
配当の支払額
ペイクラウドホールディングス株式会社は当第2四半期連結累計期間において、株主への配当は行っていません。成長投資に優先的に取り組み、株主還元については今後の検討課題としています。
今後の展望
ペイクラウドホールディングス株式会社は、2024年3月1日に株式会社クラウドポイントを完全子会社化し、デジタルサイネージ関連事業を新たに開始しました。これにより、決済事業とマーケティング事業の相乗効果を発揮し、さらなる収益基盤の強化を図っていきます。また、将来の成長に向けて積極的な投資を継続し、2025年8月期には売上高70億円、EBITDA15億円の達成を目指しています。
編集部のまとめ
ペイクラウドホールディングス株式会社は、キャッシュレス決済サービスの強化とマーケティング事業の拡大に注力しています。当第2四半期は売上高が減少したものの、営業利益は大幅に改善。今後はデジタルサイネージ事業の立ち上げにも注力し、グループ全体の収益力向上を図っていくことが期待されます。成長投資に注力しつつ、株主還元についても今後の課題として検討が必要でしょう。
ペイクラウドホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ペイクラウドホールディングス株式会社の決算は年2回(2月末、8月末)行われています。当第2四半期の決算では、売上高は減少したものの営業利益が大幅に改善しました。一方で、株主への配当は行われていません。今後は成長投資に注力しつつ、株主還元についても検討課題としています。