ビートレンド株式会社の決算をご紹介します。この企業は、主にCRMサービスの提供を中心とした事業を展開しています。直近の決算では、売上高が前年同期比3.0%増の284,400千円となり、経常利益が58.2%増の33,430千円と好調な業績を示しています。
企業情報
企業名: ビートレンド株式会社
証券コード: E36108
決算期: 12月期
ビートレンド株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ビートレンド株式会社の決算日は12月31日です。決算発表は翌年の5月中旬頃に行われます。
主な事業
ビートレンド株式会社は、主にCRM(顧客関係管理)のSaaSサービスを提供しています。具体的には、企業向けにスマートフォンアプリやWebサイトと連携したCRMシステム「betrend」を提供し、顧客との継続的な関係構築と売上アップに貢献しています。また、CRMシステムの導入時の設定作業やカスタマイズなどのサービスも手掛けています。
今期の業績と利益率は?
当期の業績は売上高が284,400千円と前年同期比3.0%の増加、営業利益が33,560千円と58.4%の増加となりました。利益率も営業利益率は11.8%と前年同期から大幅に改善しています。顧客数の増加や高付加価値サービスの提供などが業績向上につながったものと考えられます。
売上・利益の推移
ビートレンド株式会社の売上高は過去3年で25%以上増加しており、安定した成長を続けています。一方で経常利益も同期間で50%以上増加しており、収益性の向上が図られています。CRMサービスの需要拡大やサービス単価の上昇などが主な要因とみられます。
四半期連結貸借対照表について
ビートレンド株式会社の財務状況は健全です。総資産は971,640千円と前年度末比22,671千円増加しています。負債は130,630千円と前年度末比17,757千円増加しましたが、自己資本比率は86.6%と高水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が625,558千円と、前年度末比57,072千円増加しています。また、ソフトウエアが61,805千円と、サービス開発投資による増加がみられます。
負債の部
負債の部では、買掛金が36,581千円と前年度末比2,893千円増加しています。その他の主な増加項目は未払法人税等です。
純資産の部
純資産の部では、資本金が316,442千円、利益剰余金が318,437千円となっています。自己株式の取得を行ったものの、純資産合計は841,009千円と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
ビートレンド株式会社のROA(総資産利益率)は3.4%、ROE(自己資本利益率)は2.6%となっています。前年同期と比べ、両指標とも改善しており、収益力の向上と効率的な資産運用が進んでいるといえます。
キャッシュフロー
当第1四半期累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが57,072千円のプラスとなり、現金及び預金が増加しています。投資活動によるキャッシュ・フローは新規サービス開発などにより減少しているものの、財務活動では自己株式の取得により減少しています。全体としては手元流動性が高い水準を維持できています。
配当の支払額
ビートレンド株式会社は現在、配当を実施していません。成長投資に資金を振り向けているものと考えられます。今後の業績と株主還元策に注目が集まります。
今後の展望
ビートレンド株式会社は、中期的にCRMサービスの市場拡大に合わせて大幅な成長を見込んでいます。新規顧客の獲得やサービスの付加価値向上、海外展開など、様々な施策を展開していきます。また、積極的な投資を続けることで、企業価値の向上を目指しています。
編集部のまとめ
ビートレンド株式会社は、CRMサービスの分野で着実な成長を続けています。直近の決算では、売上高、経常利益ともに前年同期を上回る好業績を残しました。今後も中期的に大きな成長が期待されており、サービス拡充や新規顧客開拓に注目が集まります。また、健全な財務体質を維持しつつ、企業価値の向上にも力を入れていく方針です。
ビートレンド株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ビートレンド株式会社の決算日は12月31日で、決算発表は翌年の5月中旬に行われます。一方で配当は現在実施しておらず、成長投資に注力している状況です。今後の配当動向にも注目が集まるでしょう。