多木化学株式会社の第106期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

多木化学株式会社の2023年第1四半期決算報告書が公開されました。この企業は化学品や建材、石油などを製造・販売する大手企業です。今期の業績は大変好調で、売上高9,279百万円営業利益497百万円経常利益575百万円と前年同期に比べ大幅な増収増益を達成しています。利益率も改善傾向にあり、今後の成長が期待されますね。

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企業情報

企業名: 多木化学株式会社
証券コード: 40250
決算期: 12月期

多木化学株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

多木化学株式会社の決算日は12月31日です。定時株主総会は3月に開催され、4月に有価証券報告書を提出、5月に四半期報告書を提出する決算スケジュールとなっています。

主な事業

多木化学株式会社は化学製品、建材、石油製品の製造・販売を主な事業としています。特に水処理薬剤機能性材料石膏ボードなどの製品が同社の主力商品となっています。多様な事業ポートフォリオを持ち、幅広い分野でトップシェアを誇る総合化学メーカーと言えます。

今期の業績と利益率は?

2023年第1四半期の業績は大変良好で、売上高9,279百万円営業利益497百万円経常利益575百万円と前年同期から大幅な増収増益を達成しました。特に化学品事業の好調が目立ち、売上高が23.1%増加しています。また、営業利益率は5.3%と前年同期の2.8%から大きく改善しており、収益性の向上が見られます。

売上・利益の推移

直近の決算では、2022年通期の売上高34,852百万円、経常利益2,893百万円と、2021年実績からそれぞれ6.1%、14.7%の増加となっています。特に化学品事業と建材事業が好調で、同社の主力を支えています。今後も堅調な業績推移が期待できそうですね。

四半期連結貸借対照表について

2023年3月末の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は553億64百万円と前期末から40億64百万円増加しました。流動資産は245億48百万円、固定資産は308億15百万円で、ともに増加しています。一方、負債は195億49百万円と21億49百万円増加、純資産は358億14百万円と19億14百万円増加しました。自己資本比率は64.5%と健全な水準を維持しています。

資産の部

流動資産は現金及び預金の減少があったものの、受取手形及び売掛金の増加などにより全体としては増加しています。固定資産は有形固定資産と投資有価証券の増加が主な要因です。総資産は順調に拡大しており、同社の事業規模の拡大が確認できます。

負債の部

支払手形及び買掛金、未払金、繰延税金負債などが増加し、負債総額が増加しています。一方で、借入金は横ばいで推移しており、財務体質の改善にも取り組んでいることがうかがえます。

純資産の部

株主資本は利益剰余金の増加などにより微増しています。また、その他有価証券評価差額金が19億15百万円増加したことで、純資産全体としても大幅に増加しています。自己資本比率は64.5%と健全な水準を維持しており、財務基盤は強化されてきていると言えます。

ROAとROE

多木化学のROA(総資産利益率)は4.2%ROE(自己資本利益率)は6.7%となっています。前期から改善傾向にあり、収益性と資本効率性が高まっていることがわかります。同業他社と比べても高水準の指標となっており、株主価値の向上に貢献していると評価できます。今後も事業基盤の強化と生産性向上により、さらなる ROA、ROE の改善が期待できそうです。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの推移をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは順調に増加傾向にあります。一方、設備投資などの投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスで推移しており、成長投資に積極的に取り組んでいることがわかります。また、財務活動によるキャッシュ・フローは配当の支払いなどにより減少しています。全体としては現金及び預金が減少しつつも、健全な財務体質を維持しているといえます。

配当の支払額

2022年通期の1株当たり配当金は50円で、前期より5円増配となりました。配当性向は31.9%と株主還元にも意欲的に取り組んでいることがわかります。今後も中長期的な視点から、業績に応じた適切な配当政策を実施していくものと考えられます。

今後の展望

多木化学は2023年から新たな中期経営計画2028をスタートさせています。この計画では、既存事業の収益力向上はもちろん、新規事業の創出にも注力していきます。特に注目されるのは、デジタル化の推進や環境対応製品の開発など、SDGs経営の実践にも力を入れていくことです。中長期的な視点で事業を成長させ、企業価値の向上につなげていく方針です。今後の業績動向と新たな挑戦に注目です。

編集部のまとめ

多木化学は2023年第1四半期の決算で大幅な増収増益を達成し、収益性の改善も進んでいます。特に化学品事業が牽引役となっています。また、財務体質も健全化が進んでおり、株主還元にも意欲的に取り組んでいます。中期経営計画でデジタル化やSDGs対応にも力を入れるなど、持続的な成長に向けた取り組みも推進中です。今後の業績と新たな挑戦に期待が高まる企業といえるでしょう。

多木化学株式会社の決算日や配当についてまとめました。

多木化学の決算日は12月31日で、3月に定時株主総会、4月に有価証券報告書の提出、5月に四半期報告書の提出というスケジュールとなっています。また、2022年通期の1株当たり配当金は50円と、前期から5円増配となり、株主還元にも力を入れています。今後も業績に応じた適切な配当政策を実施していくことが期待されます。

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