東ソー株式会社の第125期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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先日、大手化学メーカーの東ソー株式会社が第3四半期の決算報告をしました。今回は、東ソー株式会社の直近の決算内容や業績、株主還元などについて解説していきたいと思います。

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企業情報

企業名: 東ソー株式会社
証券コード: 40420
決算期: 2023年3月期

東ソー株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

東ソー株式会社の決算期は3月31日です。第3四半期決算の発表は2024年2月13日に行われました。年間の決算スケジュールは、第1四半期が6月頃、第2四半期が9月頃、第3四半期が12月頃、そして本決算が5月頃に発表されます。

主な事業

東ソー株式会社は、石油化学、クロル・アルカリ、機能商品、エンジニアリングの4つの事業を展開しています。石油化学事業ではエチレンやポリエチレン樹脂、クロル・アルカリ事業では苛性ソーダやセメントなどを製造しています。機能商品事業ではエチレンアミンや診断薬などの高機能製品、エンジニアリング事業では水処理システムの設計・施工などを手がけています。これらの事業を通じて、幅広い製品やサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

東ソー株式会社の第3四半期の業績は、売上高が7,478億円と前年同期比で5.9%減少しました。一方で、営業利益は596億円と1.1%増加しました。営業利益率は7.9%となり、収益性は改善されています。これは原燃料価格の下落により交易条件が好転したことが主な要因です。

売上・利益の推移

過去3年の業績を見ると、売上高は1兆64億円から7,478億円まで減少しています。一方で、営業利益は588億円から596億円へと増加しており、収益性の改善が進んでいます。これは原料価格の下落や自社製品の価格改定などが寄与しています。

四半期連結貸借対照表について

資産の部

東ソー株式会社の総資産は1兆2,635億円となり、前期末比693億円増加しました。これは現金及び預金、有形固定資産、投資有価証券などの増加によるものです。

負債の部

負債合計は4,342億円となり、前期末比342億円増加しました。支払手形及び買掛金、短期借入金が増加した一方で、引当金が減少しています。

純資産の部

純資産は8,293億円となり、前期末比351億円増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加などが主な要因です。

ROAとROE

東ソー株式会社のROA(総資産利益率)は5.7%ROE(自己資本利益率)は6.3%となっています。前年同期に比べROAは若干低下していますが、ROEは改善されています。これは借入金の増加による負債比率の上昇と、親会社株主に帰属する四半期純利益の増加が要因と考えられます。

キャッシュフロー

東ソー株式会社の第3四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・インが325億円、投資活動によるキャッシュ・アウトが296億円となり、全体としては29億円のプラスとなっています。設備投資などへの支出がありましたが、営業活動からの収入が上回りました。この結果、手元流動性は堅調に推移しています。

配当の支払額

東ソー株式会社は、配当性向40%を目標としています。第2四半期の中間配当は1株40円、第3四半期の配当は1株40円の合計80円となり、予想通りの水準で配当が行われています。今後も安定的な株主還元を行っていくと考えられます。

今後の展望

東ソー株式会社は、今後の成長戦略として、石油化学やクロル・アルカリ、機能商品といった既存事業の競争力強化に加え、ケミカルリサイクルやカーボンニュートラルなど、環境分野への取り組みを強化していく方針です。需要が見込める分野への投資を積極的に行い、持続可能な経営基盤の構築を目指していきます。

編集部のまとめ

東ソー株式会社は、原料価格下落による交易条件の改善により、収益性が高まってきました。一方で、経済環境の悪化による販売数量の減少などもあり、全体としては減収となっています。今後はカーボンニュートラルなどESG対応の強化にも注力し、持続的な成長を目指していくことが期待されます。

東ソー株式会社の決算日や配当についてまとめました。

東ソー株式会社の決算日は3月31日で、第3四半期決算は2024年2月13日に発表されました。配当については、1株40円の中間配当が行われ、年間の配当性向は40%を目標としています。今後も安定した株主還元が見込まれます。

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