株式会社トクヤマの第160期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社トクヤマの第3四半期決算が発表されました。売上高は2,502億円、営業利益は169億円と前年同期比で大幅に増加しており、化学品や建設資材など主力事業の好調さがうかがえます。特にセメントの販売価格上昇やヘルスケア関連製品の伸長が業績を牽引しています。当社は「中期経営計画2025」を掲げており、持続的な事業ポートフォリオの転換と収益力の向上を目指しています。今後の成長への期待が高まる決算内容だといえるでしょう。

スポンサーリンク

企業情報

企業名: 株式会社トクヤマ
証券コード: 4043
決算期: 3月期

株式会社トクヤマの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社トクヤマの決算日は3月31日で、年1回の本決算と四半期決算を行っています。本決算は毎年6月に行い、四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回公表されます。

主な事業

株式会社トクヤマは、化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業など、多岐にわたる製品やサービスを提供しています。特に化学品、建設資材、半導体関連素材などが主力事業となっており、これらの分野で高い競争力を発揮しています。また、ヘルスケア関連製品の販売も好調に推移しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高2,502億円、営業利益169億円と前年同期比で大幅に増加しました。特にセメントの販売価格上昇やヘルスケア関連製品の販売好調により、収益力が大きく向上しています。一方で、半導体市場の減速に伴い半導体関連製品の販売が軟調に推移したものの、全体としては高い収益性を維持できています。

売上・利益の推移

株式会社トクヤマは、中期経営計画「2025」で掲げた目標達成に向けて着実に進捗しています。当第3四半期の売上高は2,502億円、営業利益は169億円と前年同期比で大きく伸長しました。特に化成品やセメントの価格上昇効果が収益を押し上げています。一方で、半導体関連製品の販売が減少傾向にありますが、全体としては安定した業績水準を維持できています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社トクヤマの四半期連結貸借対照表をみると、総資産は4,576億円、純資産は2,509億円となっています。主な資産では、有形固定資産が1,656億円、投資有資証券が335億円となっており、安定した財務基盤を持っているといえます。一方で、有利子負債は1,186億円と減少傾向にあり、財務の健全性も高まっていると言えるでしょう。

資産の部

株式会社トクヤマの資産は主に、現金及び預金が518億円、有形固定資産が1,656億円、投資有価証券が335億円などで構成されています。現金預金は前期末より減少しましたが、設備投資や研究開発への資金投入で有形固定資産が増加しています。また、投資有価証券も株価上昇などで増加しているのが特徴です。

負債の部

負債の部では、有利子負債が1,186億円と前期末から減少しています。短期借入金が183億円、長期借入金が624億円となっており、財務体質の改善が進んでいます。一方で、支払手形・買掛金は464億円と前期末から減少しました。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,915億円、その他有価証券評価差額金が71億円となっています。利益剰有金は順調に積み上がっており、株主資本比率も52.5%と健全な水準を維持しています。この結果、総資産に占める純資産の割合は55%となっています

ROAとROE

株式会社トクヤマのROA(総資産利益率)は7.0%、ROE(自己資本利益率)は11.0%となっており、ともに高い水準を維持しています。これは、主力事業の好調な収益性に加え、有利子負債の削減による財務の健全化が進んだことで、資産効率と株主資本効率が向上したことが要因です。今後も持続的な成長と収益力の向上が期待できるでしょう。

キャッシュフロー

株式会社トクヤマのキャッシュフローは、営業活動で180億円の収入を計上しました。一方で、投資活動で338億円の支出があり、主に設備投資に充当されています。この結果、フリー・キャッシュ・フローは-158億円となりました。財務活動では有利子負債の圧縮に取り組んでいます。全体としては、将来の成長に向けた積極的な投資姿勢がうかがえます。

配当の支払額

株式会社トクヤマは、1株当たり年間70円の配当を実施しています。この配当水準は、業績の伸長を受けて前期より5円増加しました。配当性向は42.3%となっており、株主還元と内部留保のバランスを取りながら、持続的な企業価値向上に努めています。

今後の展望

株式会社トクヤマは「中期経営計画2025」の下、事業ポートフォリオの転換や新製品開発、生産性向上への投資を加速しています。化学品やセメントなどの主力事業の収益力強化に加え、ヘルスケア関連製品の販売拡大など、事業構造の好転が期待されます。一方で、半導体関連製品の需要回復には注視が必要ですが、全体としては持続的な成長と収益力の向上が見込まれると考えられます。

編集部のまとめ

株式会社トクヤマの第3四半期決算は、主力事業の好調な業績に支えられ、売上高、営業利益ともに前年同期を大幅に上回る好決算となりました。特に、セメントや化学品の価格修正効果や、ヘルスケア関連製品の販売好調が収益を押し上げています。一方で半導体関連は苦戦しましたが、全体としては堅調な業績水準を維持できています。今後も持続的な成長を目指す同社の動向に注目していきたいと思います。

株式会社トクヤマの決算日や配当についてまとめました。

株式会社トクヤマの決算日は3月31日で、年1回の本決算と四半期決算を行っています。本決算は毎年6月に行い、四半期決算は6月、9月、12月、3月の年4回公表されます。配当は1株当たり年間70円を実施しており、配当性向は42.3%となっています。株主還元と内部留保のバランスを取りながら、企業価値向上に努めています。

タイトルとURLをコピーしました